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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第151回

MicrosoftがNokiaのフィーチャーフォン事業をFoxconnに売却の噂?

2016年05月18日 17時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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 Microsoftのモバイル(スマートフォン)戦略がいまだ不透明なままだ。以前から憶測のある”Surface Phone”の状況はいまだわからず、一方でフィーチャーフォン事業をFoxconnに売却するのではという報道が出ている。

今年初頭にリリースされた「Lumia 650」。これが最後のLumiaスマートフォンになる?

やっと!
Lumia向けのWindows 10 Mobileアップデート

 Microsoftは5月初旬、「Lumia 1520」「Lumia 930」など多数のLumia機種向けにWindows 10 Mobileのアップデートを配信した。これらは「Windows Phone 8.1」を搭載してリリースされた機種で、Windows 10 Mobileを搭載したデバイスは2015年秋の「Lumia 950」「Lumia 950L」「Lumia 550」発表から半年を要したことになる。当初は2015年内にアップデート配信と予想されていたので、Lumiaユーザーにしてみれば“やっと”である。

 今回約20機種でWindows 10 Mobileのアップグレードが可能となった一方で、人気デバイスの「Lumia 520」「Lumia 1020」「Lumia 1320」は対象外となっている。

 Microsoftはこれについて、「Windows 10は大規模な革新的機能を含み、一部の旧機種はユーザー体験に影響を与えることなくアップグレードすることが難しい」と説明している。

”Surface Phone”は2017年春か?

 Lumiaブランドの行方そのものも不透明なままだ。Microsoftは2016年初頭にエントリーモデルの「Lumia 650」をリリースしているが、以前も触れたように、これは最後のLumiaブランドのスマートフォンと言われている。

 そこで可能性が高くなっているのが”Surface Phone”だ。「Surface」のブランドにスマートフォンも入れるというもので、CEOのSatya Nadella氏の戦略を考えると納得のいく動きだ(Nadella氏は2015年夏に、機種数を減らしてハイエンドとビジネスなど一部のセグメントにフォーカスすることを発表していた)。

 もともとNokiaを買収するというのは前任のSteve Ballmer氏の決断であり、Nadella氏は買収完了直前にCEOに着任したにすぎない。氏の”モバイルファースト、クラウドファースト”のもと、Microsoftは「Office」などの主力製品を次々とiOSとAndroidに対応させ、iPhoneで最新アプリのデモも行なうなど、ハードよりもOfficeなどの生産性スイートを優先させている。

 Surface PhoneがSurfaceタブレットの路線で生産性などビジネスユーザーにアピールする機能を盛り込み、タブレットとスマートフォンにより統一感を持たせることができれば、相乗効果が狙えるだろう。

 このSurface Phoneの登場は、2016年内かといわれていたが、ここにきて2017年春という憶測が出ている。Windows Centralによると、MicrosoftはWindows 10のアップデートとなるRedstone 2を2017年春にリリースする計画で、ここではモバイル向けの機能を盛り込むという。チップはIntelの最新のAtomプロセッサになるなどの憶測もたくさんある。

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