ICTインダストリー界の昨今の流行語大賞はなんと言っても「IoT」(アイ・オー・ティー)だろう。
昔からオツムのめぐりの悪い筆者には難しすぎる概念だが、この手の新語には、少し理解が間違っていても、偏っていても、自分なりの理解で気にせず前に進んでいくことが重要だ。きっとそのうち少しはわかってくるだろう。
技術の進化で限りなく小さく安くなったパソコン機能が、同じく速く安くなった通信機能と結びついてでき上がった楽しいモノやサービスを筆者は勝手にIoTだと思っている。
すでに過去にあったモノやコトを追随しているだけのモノもまだまだ多いが、もう一周回れば、ビックリするようなモノやコトが登場してくる楽しい時代になるかもしれない。
もう忘れるほど遠い昔に、生まれて初めて“インターネットラジオ”を見てから10年以上は経過しただろう。元祖IoTの雰囲気ムンムンのインターネットラジオも、伝統的なラジオを昨今のIoTデジタル環境でトレースしている製品の1つだ。
昔から、ただインターネットラジオを聴くだけならパソコンとネット環境があれば十分だ。しかし、最近はパソコンは会社にしかない……という若者も多い。
まさに時代はパソコンレスでスマートフォンによるモバイル時代へと変化してきている。そしてスマホでラジオの「radiko」が登場し、人気のアプリとなっている。
前述したように、パソコンやスマホさえあればインターネットラジオは聴くことができるが、筆者はどうしても“なんでもソツなく一通りこなすパソコン”ではなく、単体のインターネットラジオが欲しくなってしまう。
そんな性格ゆえ、過去に買ったインターネットラジオは数知れず。一世風靡して先ごろまた復活した「Chumby」などを含めれば、軽く片手の指の数は下らない。
そんな筆者が最近気に入ってるインターネットラジオが、プラネックスコミュニケーションズが先ごろ発売した「かんたんインターネットラジオ」(MZK-WDPR-R01)。5000円でお釣りがくるお手頃価格の製品だ。
目覚まし機能までついている「かんたんインターネットラジオ」
かんたんインターネットラジオは、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)で既設の無線ルーターと通信し、日本全国に100局以上あるコミュニティFM局のコンテンツを聴いたり、パソコンとケーブルリンクし、転送した音楽ファイル(mp3、WMA)や動画ファイルであるMJPEG(Motion-JPEG)、MPEG-1(VGA)、MPEG-4(VGA)、H.264(CIF)を単体再生できる機能がある。そして目覚まし機能のスケジュールアラームとしても便利に使えるのだ。
パッケージを開くと、小さなフットボール型をしたメタルレッドとブラックのツートンカラーの本体と、ACアダプター、パソコン接続用USBケーブル、取説の4つが出てくる。
かんたんインターネットラジオは、基本的にパソコンとは無縁で単独で使える製品だ。操作方法は、正面にある感圧式タッチ液晶(3.5インチ 320×240ドット)に表示されるメニューページを指先で操作するスマホ&タブレット系の方法だ。
背面にあるLANポートやUSBポートはインターネットラジオとしては使用しない。使用するのは左端にあるAC入力端子と右端にあるパソコンとケーブル接続するためのmicroUSBポートだけだ。
そして上面から見て、両サイドにある黒い膨らみ部分が左右のスピーカーだ。スピーカーの出力は1.5Wx2だが結構大音量が出る。

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