日本航空(JAL)は4月18日、マイクロソフトのヘッドマウント型AR装置「HoloLens」の業務活用プロトタイプを開発したと発表した。
JALでは、エアライン企業として初のビジネスパートナーとして2015年8月以来、マイクロソフトと共同でHoloLensの業務活用を検証してきたという。
今回開発されたコンセプトモデルは、ボーイング737-800型の運行乗務員訓練用機材。HoloLensにより目の前の空間に浮かび上がる映像によってコクピットの計器やスイッチの操作などをガイダンスする。また、エンジン整備訓練用にも利用し、エンジンそのものの構造や部品名称、システム構造などをよりリアルに体感して学習。いずれの用途もより効果的な訓練が期待できるという。