日本マイクロソフトは、国内ソフトベンダー(ISV)が提供している既存アプリを、Microsoft Azure上でクラウド化できるよう、クラウド環境の提供、技術トレーニング、アプリ移行支援サービス、クラウド対応後のプロモーション支援をセットにした「クラウド スターターパック」を4月11日から提供する。
昨今、ソフト業界ではクラウドファーストなSaaS型のアプリが主流になりつつある。従来のパッケージ版アプリを提供しているISV企業の多くもクラウド化を検討する中、移行にあたってさまざまな障壁を感じているケースもあるという。そこで、Azure をベースとしたクラウド環境の提供、技術トレーニング、移行支援サービスおよびクラウド化後のプロモーション支援をセットにした「クラウド スターターパック」を320万円(税別)にて提供する。
同パックの支援内容としては、「オンサイトによるAzure技術トレーニング (3 日間)」、アプリ移行支援として「ビジネス支援」もしくは「技術支援サービス」、「クラウドプラットフォーム環境」、販売プロモーションとして「パートナーソリューション デジタルカタログサイト掲載」および「Azure Marketplaceによる販促強化およびグローバル展開のサポート」が含まれる。
クラウド環境としてAzureを採用するメリットとしては、「安心・安全なクラウド環境を国内の2リージョンのデータセンターから利用できる」、「Windowsベースのアプリはもちろん、Linux、Java、PHP Webアプリプラットフォームもサポート」、「Azure Active DirectoryによるID・アクセス管理」、「Azure IoT Suiteとの連携。デバイスから収集したデータをAzure Machine Learningで分析・予測することで、自社アプリにさらなる価値を付加できる」などを挙げている。
2016年5月31日までの早期申込みに対しては、技術トレーニングおよび アプリケーション移行支援サービス(ビジネス支援もしくは技術支援のいずれか)を無償提供とし、さらに特別価格の200万円(税抜)となる。
Azure上で展開できるOSSベースのアプリも含めたすべてのISV企業を対象とし、今後1年間で200アプリのクラウド対応支援を目標とする。