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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第452回

それは小さすぎないか? 猫が入りたがるカゴ

2016年04月08日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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猫スリバチの上にちょこんと座る「かふか」(2016年4月 オリンパス OM-D E-M1)

猫スリバチの上にちょこんと座る「かふか」(2016年4月 オリンパス OM-D E-M1)

 猫は狭いところにきゅっと小さくなって収まるのが好きである。これがもうどうしようもなく落ち着くらしい。

 猫は「丸くなる」ものだから、四角い段ボールよりは丸いカゴの方がおさまりがいいのである。「この丸さがいいんだよ」とでも言いたげに。

 何年前だったか、土鍋の中で丸くなって眠る猫の写真が大人気となったけれども、それもわかるってもんだ。

 そんなわけで、谷中の雑貨屋さんでみつけたカゴ、これは猫が喜ぶぞ、と買って帰ったのが3年前のこと。

 よろこんで飛び込んでくれたのでほっとする。

取っ手付きの丸い編みカゴ。猫のためにあるようなものと思って買ったけどそのとおりでありました。きれいに収まるかふか。このまま持って出かけられそう(2013年2月  オリンパス OM-D E-M5)

取っ手付きの丸い編みカゴ。猫のためにあるようなものと思って買ったけどそのとおりでありました。きれいに収まるかふか。このまま持って出かけられそう(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

 だがしかし、このカゴは猫には少々大きかったようで、どうも落ち着かないようである。

 挙げ句の果てにはコレ。

 いくらなんでもそこに2匹は狭いだろうと思うのだが、無理矢理入っちゃったのだ。

 さすがに狭かったみたいで長続きはしなかったけど。

そのときiPhoneしか持ってなかったので画質はちょっと悪いけど、無理矢理はいった2匹の図(2014年11月 アップル iPhone 6 Plus)

そのときiPhoneしか持ってなかったので画質はちょっと悪いけど、無理矢理はいった2匹の図(2014年11月 アップル iPhone 6 Plus)

 そして最終的に彼らのお気に入りになったのが、昨年も紹介した「スリバチ状爪研ぎ」。大きさがちょうどいいようで何かあるとそこで丸くなってる。

日差しがまぶしいのか目を覆いつつも、ここから離れられないうちの「大五郎」(2016年1月 ニコン D600)

日差しがまぶしいのか目を覆いつつも、ここから離れられないうちの「大五郎」(2016年1月 ニコン D600)

 ただ、この猫スリバチ、何しろ爪研ぎを兼ねているので段ボール製である。爪を研いでると数ヵ月で表面がボロボロに劣化してくる。この写真の猫スリバチは購入して約半年の3代目。そろそろヤバい。

 猫も寝心地が悪くなったのか以前ほどそこでくつろがなくなってきた。

 代わりに彼らが目を付けたのがこれである。

カゴに入ろうとやってきたかふか。でもどう見ても「猫がはいれる大きさ」のカゴじゃない。見ての通りである(2016年4月 オリンパス OM-D E-M1)

カゴに入ろうとやってきたかふか。でもどう見ても「猫がはいれる大きさ」のカゴじゃない。見ての通りである(2016年4月 オリンパス OM-D E-M1)

 確かに丸いカゴであるが、どう見ても小さい。面積的には半分以下にしか見えない。

 座るのがせいぜいである。

カゴに座るかふか。座るとちょうどいいサイズである(2016年3月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

カゴに座るかふか。座るとちょうどいいサイズである(2016年3月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

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