猫は狭いところにきゅっと小さくなって収まるのが好きである。これがもうどうしようもなく落ち着くらしい。
猫は「丸くなる」ものだから、四角い段ボールよりは丸いカゴの方がおさまりがいいのである。「この丸さがいいんだよ」とでも言いたげに。
何年前だったか、土鍋の中で丸くなって眠る猫の写真が大人気となったけれども、それもわかるってもんだ。
そんなわけで、谷中の雑貨屋さんでみつけたカゴ、これは猫が喜ぶぞ、と買って帰ったのが3年前のこと。
よろこんで飛び込んでくれたのでほっとする。
だがしかし、このカゴは猫には少々大きかったようで、どうも落ち着かないようである。
挙げ句の果てにはコレ。
いくらなんでもそこに2匹は狭いだろうと思うのだが、無理矢理入っちゃったのだ。
さすがに狭かったみたいで長続きはしなかったけど。
そして最終的に彼らのお気に入りになったのが、昨年も紹介した「スリバチ状爪研ぎ」。大きさがちょうどいいようで何かあるとそこで丸くなってる。
ただ、この猫スリバチ、何しろ爪研ぎを兼ねているので段ボール製である。爪を研いでると数ヵ月で表面がボロボロに劣化してくる。この写真の猫スリバチは購入して約半年の3代目。そろそろヤバい。
猫も寝心地が悪くなったのか以前ほどそこでくつろがなくなってきた。
代わりに彼らが目を付けたのがこれである。
確かに丸いカゴであるが、どう見ても小さい。面積的には半分以下にしか見えない。
座るのがせいぜいである。
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