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5年落ちでもパーツ交換で現役化! マイスター加藤のPC延命術第3回

SSD&グラボ交換で旧PCが現役クラスに返り咲き

2016年04月06日 10時00分更新

文● 加藤勝明 編集●南田ゴウ

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元ドライブより容量が少ないSSDへの移行は
データをあらかじめ待避させておく必要がある

 【前回までのあらすじ】アスキー編集部員ミナミダのギャルゲー専用PCは5年前(2011年)当時最速クラスのCPU「Core i7-2600K」で組んだもの。しかし起動ドライブがHDDだったりグラボ(GPU)の型落ち感が強くなってきたため、筆者にPCのリフレッシュとパーツ交換による延命処置を依頼。だが、ミナミダが持参したPCはホコリとヤニと所有者のDNAから成る魔界からの使者だった。パーツを徹底的に洗浄し、新パーツを組み込んでようやく起動させた――

 ここまでが第1回第2回までの流れだが、まだやることが残っている。これまで起動ドライブとして使っていた320GB HDDに入っていたシステムをSSDに移行する作業だ。

 OSを5年も使い込んでいるとレジストリも肥大化しているし、削除したアプリのゴミデータなどもそれなりに多いのでクリーンインストール、あるいは思い切ってWindows 10にしてしまうのが良策だ。

 しかし、ミナミダのPCには軽く数えただけで300本以上のギャルゲーがインストールされており(編集注:正確には393本です)、これをすべて再セットアップするのは非常に困難。当然Windows 10非対応のゲームもあるため、何が何でもシステム移行で済ませたい、という編集者の強い意志を感じた。

デスクトップの「game」フォルダーを開いてみたら、ギャルゲーのショートカットが出るわ出るわ。これを開いた瞬間“あっ、これは深く関わってはいけない”と筆者はそっとウィンドウを閉じた

 作業のキモは、容量の大きなHDDから小さなSSDへのシステム移行だ。今回は320GB→240GBとシステムドライブの容量が75%になる。当然、HDDに入っているデータ(Cドライブの使用量)が240GB以上あるとどう足掻いても移行はできないため、あらかじめ容量の大きなデータの入ったフォルダー(例:ダウンロードやピクチャーフォルダーなど)は別のHDD(データ用の2TB HDD)に移してもらっている。

 容量240GBのSSDに25~30%程度の空き容量があるようにデータを整理すると、SSDの寿命やパフォーマンスに影響を与えずに済むはずだ。

旧構成でもギャルゲーインストール先として使っていた2TBのHDDの中に、あらかじめ退避できそうなデータを移してもらった。ちなみに、ピクチャーフォルダーの中身はほぼ肌色含有率の高い画像で占められていたことも記しておく

システムHDD→システムSSD移行の作業手順

【1】旧HDDから一時的に起動する

 移行作業を行なうために、一時的に旧起動ドライブ(HDD)をPCに接続してシステムを起動する。HDD上にシステム移行ツールをインストールするためだ。データの移行方法はフリーソフト利用や商用パッケージソフト利用など様々あるが、今回使用したSSD(Crucial「CT240BX200SSD1」)にはシステム移行ツールの定番「Acronis True Image 2015」のライセンスコードが同梱されていた。これを利用しない手はない。

旧起動ドライブ(HDD)を一時的にPCに接続し、「Acronis True Image 2015」でSSDへシステムをまるごと転送しよう。一時的に光学ドライブに接続されていたSATA&電源ケーブルをHDDに接続して使用した。この時システム転送に関係するドライブ(旧起動用HDDとSSD)以外のドライブは外しておくとトラブルを未然に防げる
SSDに同梱されていたAcronis True Image 2015のダウンロードサイトのURLにアクセス。「日本」をクリックしてインストーラーをDLしよう。あとは画面の指示に従ってアクティベーションしたり、アカウントを作っておく(無料)

【2】Acronis True Image 2015でシステムを転送する

 CPUとマザーが旧システムと同一(Windowsのライセンスが失効しない)であり、かつHDDの使用量がSSDの空き容量より少ない状態(前述)なら、移行作業は極めて簡単だ。Acronis True Image 2015のクローン作成機能を利用し、画面に出た質問に答えていくだけで転送準備は全て整う。100GB以上のシステムを転送するとなると処理時間は結構かかるが、終了すると自動的に電源が切れるため、外出や寝る前に仕掛けておくのがよいだろう。

Acronis True Image 2015を起動したら、左側の「ツール」→「ディスクのクローン作成」とクリックしていこう完全お任せ処理もできるが、今回は確実性を重視して「手動」を選択して「次へ」と進む
「ソースディスク」は転送元のシステムが入っているドライブ、「ターゲットディスク」はシステムを転送する先のドライブのこと。今回の場合はソースがHDD、ターゲットがSSDだ。ドライブ一覧で選択すると、画面下部にパーティション情報が出るので、それを頼りに判断しよう。画面上でいちばん上のドライブが常にソースとは限らないからだ
この画面では「移行先に合わせる」を選択する。元のCドライブが1TBだろうと100GBだろうと、移行先(SSD)に合わせてパーティションを最適に設定してもらうためだ画面中央やや下「適用前」と「適用後」の表示をチェック。223.6GBが未使用の(つまり240GB)のSSDが新たなCドライブとして使えるよう、システムが転送されるという意味になる。覚悟ができたら「実行」をクリック
移行処理のためにシステムを再起動させると、画面には進捗だけが表示される。残り時間表記はアテにならないため、放置が得策。いちばん下の「この操作の完了時に……」へのチェックはデフォルトでオンになっている

【3】新しい起動ドライブからPCを起動する

 Acronis True Image 2015でのシステム移行処理が終了すると、勝手にPCがシャットダウンされる。そのまま旧起動ドライブ(HDD)を取り外し、電源を投入すればSSDから起動するはずだ。

やった! 不潔極まりないPCもキレイになり、無事にSSDからシステムが起動。これで今までよりさらに快適なギャルゲーライフが送れることだろう。

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