実写撮影サンプルで画質をチェック!

本体に装着されているレンズは「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」。真ん中が「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」で、右は「Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS」。重量はそれぞれ116g、345g、308g。APS-Cサイズになるとレンズも大きく重くなりがちだが、高性能なカメラならばレンズもいい物を使いたい
ここからはα6300の実写撮影サンプルを掲載する。レンズは「E 55-210mm F4.5-6.3 OSS」を使用している。
感度別撮影サンプル
最高感度はISO 51200まで。ノイズはISO 3200くらいから目立ってくるが、ディテールへの影響はISO 1600くらいから出はじめている。
とは言ってもAPS-Cサイズのデジカメとしてはかなり良好なほう。最高感度のISO 51200でもノイズは多いが、まったく使えないというほどではない。ISO 6400くらいまでは常用でも問題ないレベルだ。
「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」広角側
次いで、レンズキットに付属する「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」との組み合わせの画質をチェックしてみる。
広角では、中央部が絞り開放から十分なシャープネスで解像力が高い。周辺部まで含めるとF5.6くらいまで絞ったほうがいい感じだ。F22まで絞ってしまうとシャープネスが低下するのでF16までくらいにしておくのがいいだろう。
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS 50mm側
望遠側も絞り開放から十分な解像力。開放では周辺部で若干のシャープネス低下がある。F16くらいまでは絞っていくとどんどんシャープになっていくが、それ以上は絞らないほうがいい。
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS 16mm側
絞り開放から画面全体的にシャープネスがあり、解像力が高い。F8.0付近がピークでF16以降になると若干だが解像力が落ちていく。
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS 70mm側
望遠側も近い傾向。開放では中央部ではシャープだが、周辺部で若干低下が見られる。画面全体で解像力が高いのはF8.0付近。F16以降では解像力の低下が見られる。

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