120mmファンを備える
be quiet!「SHADOW ROCK LP」
最後を飾るのはエントリーしたロープロファイルタイプ6製品のなかで、最も全高があるbe quiet!「SHADOW ROCK LP」だ。大型タイプにもエントリーした「DARK ROCK TF」と同じく、COMPUTEX TAIPEI 2015で展示された製品だ。
- 対応ソケット:LGA775/115×/1366/LGA2011、Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2/FM2+
- 寸法/重量:122(W)×134.21(D)×75.4(H)mm/約395g(ファン含み)
- ファンサイズ:120mm
- ファン回転数:~1500rpm
- 風量:~51.4CFM
- ノイズ:~25.5dBA
- 実売価格:7000円前後
- 製品情報URL:http://www.dirac.co.jp/shadow-rock-lp/
「SHADOW ROCK LP」は、大小2つのヒートシンクブロックと6mm径×4本の銅製ヒートパイプ、25mm厚の120mmファンで構成。全高を75.4mmに抑えながら、TDP130WまでのCPUをサポートするのが特徴。
TDP 130Wサポートをうたうだけあって、CPU温度は最高で74度、平均で64.9度と、ロープロファイルタイプ6製品中トップの冷却性能を発揮。静音重視のbe quiet!だけあって、騒音値も最高で34.4dBAと優秀。PCケースに収めた状態なら、気にならないレベルだ。
CPU周りのエアフローも良好。若干メモリー温度は高いが、VRMやM.2スロット部には、十分なエアフローが生み出されている。
122(W)×134.21(D)mmというサイズ的に、バックプレート搭載のビデオカードや背の高いヒートスプレッダーのメモリーでは干渉する恐れがあるので、組み合わせる環境は要注意だが、ロープロCPUクーラーで冷却と静音性を重視したい人は検討する価値ありだ。
Core i7-6700K 定格クロック/アイドル時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 (平均) |
メモリー温度 (DIMM1/DIMM3) |
VRM 温度 |
M.2 SSD 温度 |
ファン 回転数 |
ファン 騒音値 |
|
25 ℃ | 28.3 ℃/26.5 ℃ | 29 ℃ | 39 ℃ | 408 rpm | 33.2 dBA | |
TS15Aより | -3 ℃ | +0.8 ℃/+0.5 ℃ | ±0 ℃ | +2 ℃ | -604 rpm | -1.3 dBA |
Core i7-6700K 定格クロック/高負荷時 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CPU温度 (平均/最高) |
メモリー温度 (DIMM1/DIMM3) |
VRM 温度 |
M.2 SSD 温度 |
ファン 回転数 |
ファン 騒音値 |
|
64.9 ℃/74 ℃ | 40.5 ℃/38.5 ℃ | 43 ℃ | 44 ℃ | 1017 rpm | 34.4 dBA | |
TS15Aより | +4.1 ℃/-3 ℃ | +3.5 ℃/+3.2 ℃ | -9 ℃ | -3 ℃ | -2661 rpm | -18.2 dBA |
コンパクト&ロープロファイルのCPUクーラーのテストは、これにて終了。次回は、エントリーした9製品の結果を集計して王座を決定していこう。
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