GMOグローバルサインは3月17日、企業向けのクラウド型IAM(ID/アクセス管理)サービスである「IDアクセス管理サービス SKUID byGMO」を発表した。3月末よりベータ版を50社限定で提供し、正式版の提供開始予定は今夏。なお基本機能は無料で提供するとしている。
GMOグローバルサインでは、2014年からフィンランドのIAMソフトウェア会社であるユビセキュア(Ubisecure)を買収し、IAM事業を展開してきた。
今回発表したIDアクセス管理サービス SKUID byGMOは、企業において社内システムや各種SaaS、Webアプリケーションを利用する際に必要となるIAMの各機能(ID管理、シングルサインオン、アクセスコントロール、ログレポート)を、クラウド上で提供するサービス(IDaaS:IDentity-as-a-Service)。
同サービスを利用することで、企業のシステム管理者は従業員が利用する業務アプリケーションのID/パスワードの一元的な管理が可能。また、アプリケーション側がSSOに対応していれば、ユーザーは一度のログインで複数のサービスが利用できる。そのほかにも管理者は、ユーザー/部門ごとにアクセス可能なサービスやデバイスを制限したり、利用状況のログをリアルタイムで確認できるようになる。
なお、同サービスのベータ版は3月30日から先着50社に提供する(同社サイトからの事前予約が必要)。また同時に、同サービスのSSOなどに対応するID連携パートナーも募集している。
今夏に予定している正式版提供開始以後も、基本機能は無料だが、一部有料オプションも提供するという。