シリアルでおなじみ、日本ケロッグが協力
今回の健康プログラムで興味深いのは、このブログラムに、日本ケロッグが協力している点だ。
ケロッグは、全世界に展開しているシリアルメーカーで、100年以上に渡り、朝食を通じた心と体の健康を研究し続けてきた「朝食の専門家」といわれる企業だ。
日本ケロッグでは、「1日を気持ちよく元気に過ごすためには、朝食はとても大切である。シリアルの主原料は、小麦やオーツ麦、玄米といった自然の穀物であり、ビタミン、ミネラルなどの栄養バランスが満点。さらにコレステロールゼロで保存性が高く、手軽に食べられるという特徴を備える。日本マイクロソフトの皆さんの健康づくりに役立たせていだたければ幸いである」と語る。
今回の健康プログラムでは、「オールブラン ブランフレークプレーン」「フルーツグラノラ ハーフ」「厳選素材 フルーツグラノラ」「玄米フレーク」の4製品を健康プログラムを実施している3月25日まで無償で提供する。玄米フレークの場合、牛乳をかければ、1食分で1日に必要な7種のビタミン、鉄分、カルシウムの約50%を摂取できるとしている。
日本マイクロソフトと日本ケロッグの、奇妙な縁
実は、日本マイクロソフトと日本ケロッグには、奇妙な縁がある。
日本ケロッグでは、現在140人の社員が勤務しているが、全社でOffice 365 とYammerを導入しているマイクロソフトユーザーである。そして日本ケロッグの本社は、日本マイクロソフトが入居する品川グランドセントラルタワーと同じだ。
日本マイクロソフトは、19階から31階までの13フロアを使用しており、入口も専用となっている。これに対して日本ケロッグが入居するのは5階で、様々な企業が入居するエリアとなっている。日本ケロッグの方が半年ほど早く品川グランドセントルタワーに入居したが、タイミングはほぼ一緒といっていいだろう。
また歴史をひもとけば、今から13年前、日本ケロッグのシリアルに、日本マイクロソフトのマルチメディア百科事典ソフト「Encarta 総合大百科2003」の体験版を添付するというユニークなキャンペーンを行なった経緯がある。日本マイクロソフトにとって、食品に体験版を添付するというのは初めての取り組みだったという。
今回日本ケロッグは、日本マイクロソフトにシリアルを約2ヵ月無償提供することになる。健康になった日本マイクロソフトからは、日本ケロッグに対して、どんなお返しがあるのだろうか?
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