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入店に4時間待ち! タイに「アニメイト」がオープン!

2016年02月11日 17時00分更新

文● 伊藤 真広 編集●北村/ASCII.jp

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 「アニメイト バンコク」が、2月6日にバンコクの中心部にあるショッピングセンター“マーブンクロンセンター”、通称MBKにオープンした。

MBKの7階にオープンしたアニメイト バンコクの売り場は500平方m以上となっている

 これは、マンガ、アニメファンであれば知らない人はいないアニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社が、日本のマンガやアニメの文化を正しく伝えるとともに、海賊版の撲滅を目指して設立された会社、ジャパンマンガアライアンス(以下、JMA)の海外展開第1弾となる。

 今回オープンしたアニメイト バンコクの運営を行なうのは、JMAが昨年9月にタイに設立したanimate JMA Co.,Ltd。店長など一部スタッフに日本人はいるものの、基本はタイ人が店舗スタッフとして働く形だ。

MBKといえば、タイの秋葉原と呼ばれいていたこともあるガジェットフリーク御用達のショッピングセンター

7階には、両手を合わせてお辞儀をするタイ風の挨拶をするアニメ店長のポップや、日本でもおなじみのお店が多数ある

 タイは現地の出版社の発刊体制が整っているため、日本のマンガもさほど大きな時間差がなくタイ語に翻訳して出版できることもあり、タイ後に翻訳された日本のマンガやライトノベルが売り場の半分を占め、残りの半分が日本から持ち込まれたアニメやマンガ、ゲームのキャラクター商品やフィギュアといったグッズやCDやBlu-ray・DVDなどを販売している。

 また、日本から運ばれる雑誌類や書籍も販売され、雑誌類についてはほぼ時差が出ない形で販売できる体制を目指しているという。

まだ、Blu-rayは普及しておらず、映像商品の主力はDVDとなっていた

音楽CDの取り扱いも最新版がそろえられていた

タイ語の書籍と日本語の書籍の比率は7:3くらいとのこと

雑誌コーナーには、日本の最新のアニメ雑誌以外にも模型誌などが並んでいた

模型はグッドスマイルカンパニー系以外にもタイでも人気のガンプラの取り扱いもあった

 販売価格は、関税や移送にかかる運賃がかかってしまうため、日本の価格の160%前後となっているが、タイ人に確認したところ並行輸入で販売されているグッズ類や個人輸入の代行を使って入手すると200%以上になることも少なくないため、低価格で購入できるようになってうれしいという喜びの声を聞くことができた。

アニメイト バンコクのオープンを祝って、日本の有名作家からお祝いの色紙が届いた

 2月6日の開店時間の12時には、店頭から他の店舗の入り口を越えて400人以上がオープンを待つ列を作っていた。12時以降も来店する人の勢いは衰えることなく、15時前後には入店まで4時間待ちという、お店に並ぶ文化がほとんどないタイ人には異例ともいえる大行列ができ、最終的に初日だけで4000人を超える人が来店した。

JMAに参加する5社の担当者がオープンに合わせて来店し、オープニング・セレモニーに参加した

オープンを待つタイ人。列を作って並ぶ姿は、タイ人によるとてもめずらしい姿とのことだ

オープンを迎えた瞬間に雪崩れ込む人の波。店内は一瞬して人混みに

店内の様子

オープンから1時間もしないうちに店舗入口は人で埋め尽くされ、3時間が過ぎた頃には、入店まで4時間の看板が急遽作られるほどの大盛況となっていた

 ちなみにアニメイトといえば、商品を購入するとポイントが貰える会員サービスがあるが、こちら日本で発行されたものはアニメイト バンコクでは使うことはできないとのことだ。

※店舗情報

アニメイト バンコク
所在:7F Mahboonkruong Center 444 Phayathai Rd, Bangkok, Pathumwan 10330 Thailand
営業時間:10時から21時(年中無休)
※MBKが休みの場合は臨時休業

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