日本HPが発売した13.3型ノート「HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition」は、AV機器メーカーBang & Olufsenの創業90周年を記念した限定モデル。13.3型ワイド・フルHDラディエンス・ディスプレーを搭載し、第6世代(Skylake)のCore i5プロセッサー、Windows 10 Homeなどを採用。ディスプレー部が1回転してタブレット型になるコンバーチブルマシンだ。しかも、直販価格12万9800円(税別)とリーズナブルで、非常に注目される理由となっている。今回その日本語版の試用機をお借りできたので、そのレビューをお届けしよう。
主なスペック | |
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製品名 | HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition |
直販価格(税別) | 12万9800円 |
CPU | Intel Core i5-6200U(2.3GHz) |
メインメモリー(最大) | 8GB(8GB) 1600MHz、LPDDR3 |
ディスプレー(最大解像度) | 13.3型ワイドIPS(1920×1080ドット)、マルチタッチ |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 520(CPU内蔵) |
ストレージ | 256GB M.2 SSD(SATA) |
LAN機能 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
インターフェース | USB 3.0端子×3(電源オフUSBチャージ機能対応)、HDMI端子、Mini DisplayPort端子、Bluetooth 4.0 |
カードスロット | SD/SDHC/SDXC対応 |
カメラ | 200万画素Webカメラ(フルHD) |
センサー | 加速度、デジタルコンパス、ジャイロ |
サウンド機能 | Bang & Olufsenデュアルスピーカー、デュアルマイク、ヘッドホン出力・マイク入力兼用端子 |
本体サイズ | 約幅326×奥行き219×高さ15.5(最厚部17.0)mm |
重量 | 約1.45kg |
バッテリー駆動時間 | 約12時間45分(MobileMark 2014) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
落ち着いたたたずまいに魅了される
Bang & Olufsen 90周年記念コレクションとの共通デザイン
「HP Spectre 13-4100 x360 Limited Edition」最大の特徴といっていいのがそのデザイン。Bang & Olufsenの限定モデルということで、全体的な落ち着いたトーン(アッシュシルバー/黒色)に、側面のカッパーがアクセントとなっている。Bang & Olufsen自身の90周年記念コレクションと共通化したデザイン設計で、統一感のある世界観となっているのが見事だ。
ひんやりとした削り出し整形のアルミボディは高級感があり、Bang & Olufsen限定モデルの名に恥じないレベルといえるだろう。天面のHEWLETT-PACKARDロゴは、ダイヤモンドカットによって刻まれており、2枚の板を重ねたような側面デザインも雰囲気のあるたたずまいで、全体的な質感は非常に高い。昨今、デザインに注力した製品は増えているとはいえ、ここまで”所有する喜び”を感じさせてくれそうなノートは少ないのではないだろうか。
コンバーチブルマシンとしては、通常のノートブックモードに加え、ディスプレー部を回転させて、山型に自立させるテントモード、1回転させてディスプレーのみの状態で使うタブレットモード、キーボードを足として自立させるスタンドモードの4つの形状で利用できる。
カッパー(銅色)に輝くヒンジ部は、2万5000回以上のテストをクリアした専用ヒンジとのことで動作はさすがに滑らか。なおかつ適度な固さもあり、ノートブックモードにした状態でもぐらつくような不安定感はなく、テントモードでも安定している。