本連載のタイトルは「這いつくばって猫に近づけ」なのだが、這いつくばらなくても撮れる猫のお気に入りスポットがある。「塀の上」である。
「塀の上を歩く」というと昔から、合法違法スレスレのところを綱渡る的ニュアンスで使われるが(「刑務所の塀の上を歩く」とか)、「塀の上を歩く」でググると見事に猫写真がたくさん出てきたというわけで、塀の上編。
塀の上は下から撮ったり上から撮ったりフラットに撮ったり正面から撮ったり横から撮ったり斜めから撮ったりと撮り方次第で雰囲気を作れるからいい。
同じ場所で見上げたり見下ろしたりしてみたのでそこからどうぞ。
下から撮ると猫から見下ろされてる感が出るし(見下ろされてるから当たり前だけど)、上から撮るとちょっと親しい感じが出る。ついでに塀の向こうも撮れちゃう。
モニターがチルトするカメラだとこういう撮り方が簡単にできていいのだ。
この場合は上から撮った方が面白かったかな。塀の向こうにほんのり見える猫ハウスが味わい深い。
塀らしさを出すために、塀が遠くにすーっと伸びている感を出すのもいい。猫を端っこに置き、猫にピントを合わせて遠近感をつけて撮るのである。
ちょっと下から撮るとこんな感じ。
上から撮ると「レール感」が出る。まあ、たまたまこの塀が2枚の板で構成されててそれっぽいというのもあるんだが、わざと猫を上の端において強調してみた。
ちなみにこの猫、塀の上にいることが多く、とても人なつこい。冒頭写真もこの猫。塀の上をこっちに歩いてきて、目の前で爪研ぎまでしてくれた。板塀は爪研ぎもできて猫的には最高である。
(次ページに続く、「縦位置で揃った、塀の上の三連猫」

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