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Windows 10最新アップデートでココが変わった! - 日本MSが説明会

2015年11月19日 13時00分更新

文● 小山安博、編集●ハイサイ比嘉

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音声エージェント「Cortana」が日本語に対応

 大きな新機能としては、音声エージェント「Cortana」が日本語に対応して搭載。「パーソナルアシスタント」として、それぞれのユーザーに適したアシスタント機能を提供する。Cortana自体は2012年から開発が始まり、当初は英語版でスマートフォン向けに提供されてきた。今回、PC向けで英語版以外の言語版としては日本語版が最初の登場で、それだけ「日本市場を重視している」(米Microsoft CortanaグループプログラムマネージャーのMarcus Ash氏)現れだとしている。

ユーザーを理解し、ユーザーに適したアシスタントの提供を目指す「Cortana」

米MicrosoftのMarcus Ash氏

 すでに世界中で10億以上の質問がCortanaに投げかけられ、使い続けるほどに学習して、よりパーソナルなサポートを提供できるようになるそうだ。「言われたことをやるのは普通のアシスタント。優れたアシスタントは、言わないことも先を見越してやってくれる」とAsh氏はCortanaの目指す世界を表現する。

Cortanaのデモ。利用者に合わせてテクノロジーニュースが表示されている

現在地と居住地の天気予報

音声による予定入力。設定した時間に別の予定があるとそれも教えてくれる

音声で今日の予定を教えてくれる

「おみくじ」というと、その日の運勢も占ってくれる。ほかにもCortanaはジョークも言ってくれるなどさまざまな機能があり、「ユーザーに探してほしい」としている

Microsoft Edgeで閲覧中のコンテンツで、分からない言葉などがあったらCortanaに質問できる

サードパーティ向けにAPIも公開される。こちらはWindowsストアアプリの「ジョルテ」。まだ開発中だが、Cortanaを使って音声で機能を呼び出したり、外観を変更したりといったことが可能

 Cortanaの日本語対応では、単に日本語化しただけでなく、「日本の文化を理解して、必要なCortanaの機能は何か」(Ash氏)ことを考えて実装されており、「日本の市民のような形」(Ash氏)を目指したそうだ。例えば丁寧に挨拶する、細やかな対応といった部分が紹介されたほか、天気予報の「雨のち晴れ」「雪」、最新の地震の発生状況といった部分も日本特有だという。

 日本語版のCortanaは今回のアップデートで追加されたばかりのため、「まだ成長させていく余地がある。ぜひ使ってもらって、フィードバックを見て成長させていきたい」とAsh氏は語る。

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