「Parrot Flower Power」は小枝のパチンコのようなセンサー内蔵の植物モニターだ
昨今はガーデニングを趣味とする人が極めて多いが、筆者は子供の頃から植物栽培は苦手中の苦手で、夏休みの学校の花壇当番の時も、いつも植物を枯らしていた。
家庭を持ってからは家族が面倒を見てくれるのでそういうことはなくなったが、今でも一人で植物当番をすれば同じ問題を引き起こしそうだ。
そんな植物と会話できない人種向けに、ドローンで有名なパロットが「Parrot Flower Power」(以降、フラワーパワー)と呼ばれる“植物生育モニターシステム”を販売している。
今回はその商品を購入し、同時に近所の花屋さんで観葉植物もほぼ同時に購入してフラワーパワーを使いはじめたので、その概要と使い勝手をご紹介したい。
さまざまなセンサーで植物の育成を見守る
「フラワーパワー」
パッケージには、フラワーパワー本体と、最新情報が見られるウェブサイトのURL&QRコードが記された冊子、小袋に小さく折りたたまれた多国言語の詳細な取説、単4乾電池一本、概要説明の厚紙が入っている。
フラワーパワーを簡単に紹介するなら、Bluetooth 4.0に対応し、複数のセンサーデバイスを内蔵したアルファベットの「Y字型」をした植物環境モニターハードウェアだ。
iOS用とAndroid用アプリを導入したスマートフォンと任意の時刻に自動で通信し、植物育成に関するさまざまなデータを収集できる。そして詳細なヒストリカルデータはサーバーシステムに保存される仕組みだ。
フラワーパワーの本体は、平行に分岐した2つの足の部分を花壇や鉢植えの植物の脇の土の中に差し込んで、対象となる植物の「日当たり」「温度」「肥料」「湿度」を4つのセンサーで適時モニターして記録してくれる。
そして、貴方の植物に必要なすべての要素の状況を教えて、次になすべきアクションを知らせてくれる便利な商品なのだ。
(次ページに続く、「まずはアプリを導入、そして植木鉢にフラワーパワーを深く差し込む!」

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