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より高解像度化、小型化によって認知症などの早期発見に

かぶれば認知症がわかる!? 世界初、ヘルメット型ポジトロン断層撮像装置

2015年11月09日 14時57分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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開発装置の外観(左)と内部の検出器配置(右)

 放射線医学総合研究所は11月5日、世界初のヘルメット型PET(ポジトロン断層撮像装置)を開発したと発表した

 ポジトロン断層撮影法は、人工的に作り出した放射性同位元素で標識した薬剤を投与、原子崩壊により放射されるポジトロン(陽電子)が周囲の電子と対消滅する際のガンマ線を捉えて映像化する。

従来のリング型PETと新開発のヘルメット型PETの違い

 これまでCTスキャンやMRIのようなリング状の検出器を用いていたが、頭部を包み込むような半球状にすることで測定対象と検出器を近づけた。距離が短くなることで感度は3倍以上に向上し、さらに検出器を3次元的に並べることで従来の1/5の検出器数でも十分な解像度が得られるという。検出器の数を抑えることで装置のコストが低くなり、また装置も小型化できることから、これまでPETを導入できなかった規模の病院にも導入できるという。

脳内の糖代謝映像(CT映像と重ねあわせた映像)

 PETによる断層撮影法は脳部位だけではなく全身でも利用されているが、とくに脳でのPET利用は脳内タンパク質の追跡に利用でき、特定タンパク質が脳に蓄積されて起きる病気や認知症の早期発見に役立つとしている。

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