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東京モーターショーで日本デビューした輸入車たちを丸ごとチェック!

2015年11月06日 12時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩 編集●ASCII.jp

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伝統のネコ足は健在!
プジョー

 プジョーは日本初公開として、「308 GTi PEUGEOT SPORT」や「508」という大型セダンを発表したが、今回の日本初公開の中で一番重要なモデルは新型208に尽きる。シトロエンDS3にも搭載されるパワートレーンは、最高出力110psを発生の1.2リットル3気筒ターボエンジン。スムーズで高効率な6段ATとの組み合わせとアイドリングストップで走りと環境性能を両立した。

セクシーなイタリア社の代表格
アルファロメオ

 アルファロメオからは、同社のミッドシップスポーツである4Cにスパイダーが追加された。フルカーボンモノコックの強靭なフレームだからこそ、オープン化しても剛性感を損なわない強烈な走りが味わえる。

駆け抜ける歓びが再び!
BMW

 BMWからは「M4 GTS」が日本初公開。これはハイパフォーマンスクーペであるM4をさらにチューニングし、サーキット走行を主眼に置きながらサーキットまでの往復を自走でこなせるというモデル。また、エンジンにはウォーターインジェクションが装備され、エンジンのシリンダー内の温度が上昇した際に直接的に霧状の水を噴射することで温度を下げ、よりいっそうのパワーを引き出すことが可能となった。

ロールバーやエアロ類など、サーキット走行に向けたさまざまな装備が迫力を生んでいる

自動運転を前面に押し出した
メルセデス・ベンツ

 メルセデス・ベンツはコンセプトカーとして、2030年の自動運転のあり方を提案する「F 015 Luxury in Motion」と「VISION TOKYO」を発表した。これは自動運転が当たり前の世界で、その室内空間をどう過ごしていくかの提案でもある。

ラウンジのような室内にはソファーのようなシート。運転席という概念は無いようだが、万が一のために小さめなステアリングが付いている

そして、市販車で日本初公開となったのはGLEクラス。これは最上級スポーツグレードのAMG以外はすべてディーゼルエンジン搭載となり、力強さと燃費を両立させようというものだ

GLEにはクーペモデルもあり、AMGモデルはクーペボディーが展示されていた。AMGモデルはV型8気筒5.5リットルターボでアウトバーンをストレス無く飛ばせるような動力性能。ならばクーペボディの方が似合うかもしれない

今後の自動車業界は自動運転が盛んになるか!?

 今回の東京モーターショーでは、環境性能や能動的安全性能などは一息ついた印象だ。今後は環境性能や安全性能はあって当たり前で、そこにどう付加価値を見出していくかが各社の個性となるだろう。

 これら最新のテクノロジーを確認するだけでも、東京モーターショー2015は行く価値がある。

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