配信高速化やセキュリティの機能を、Azureポータルからも購入可能に
MS AzureがアカマイCDNを統合し「Azure CDN」を強化
2015年11月04日 12時00分更新
アカマイ・テクノロジーズとマイクロソフトは11月4日、アカマイCDN(コンテンツデリバリネットワーク)とMicrosoft Azureクラウドにおけるパートナーシップに基づくサービス提供開始を発表した。Azureユーザーが、アカマイCDNを容易に利用して、Azure上にあるアプリケーション/コンテンツへのアクセス性能を最適化できる。
AzureではこれまでもCDNサービスが提供されていたが、CDN市場のリーダーであるアカマイとのパートナーシップにより、提供拠点(POP)の拡大とCDNテクノロジーの強化を図る。アカマイでは近年、グローバルに分散する同社プラットフォームを活用したDDoS攻撃対策などセキュリティ事業にも注力しており、こうした機能も提供される見込み。
両社提携に基づく「Azure CDN」サービスは、11月1日より早期導入顧客への提供を開始し、2016年初旬から一般提供開始の予定。Microsoft Azureの企業顧客は、Azureポータルを通じて自らCDNサービスを購入したり、マイクロソフトとのエンタープライズ契約の一部として購入したりすることができるようになる。サポートサービスについてもワンストップ化される。