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きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第3回

4万円台からの最新ミラーレス一眼4機種の画質をチェック!

2015年11月04日 12時00分更新

文● 周防克弥

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視認性のいいEVFと便利な2つのダイヤルが◎
オリンパス「E-M10 Mark II」

本体サイズは幅119.5×奥行き46.6×高さ83.1mm、バッテリーとメディア込みの重量は約390g

本体サイズは幅119.5×奥行き46.6×高さ83.1mm、バッテリーとメディア込みの重量は約390g

 オリンパスのミラーレス一眼には、一眼レフスタイルを採用する「OM-D」シリーズと、コンデジスタイルの「PEN」シリーズがある。「E-M10 Mark II」(ボディーのみの実売価格 8万5000円前後)は「OM-D」シリーズの中ではエントリークラスに位置するモデルだが、機能面で上位モデルに劣る点は少ない。

 撮像素子は4/3型、有効画素数約1605万画素のLiveMOSセンサーを採用。本機は「5軸手ブレ補正機構」が内蔵されたことで、実用性は上位モデルに劣らなくなった。ほかにもEVFの倍率が上がり視認性が向上している点も重要だ。

背面モニターは3型(約104万画素)でタッチ操作に対応。EVFは約236万画素の有機ELをパネル採用。上位機種のファインダー倍率約1.48倍とはいかないものの、約1.23倍で見栄えは十分といえる

背面モニターは3型(約104万画素)でタッチ操作に対応。EVFは約236万画素の有機ELをパネル採用。上位機種のファインダー倍率約1.48倍とはいかないものの、約1.23倍で見栄えは十分といえる

背面モニターは上下へチルトする。上には約85度、下に約45度。自撮りできるほどではないがアングルの自由度は高い

背面モニターは上下へチルトする。上には約85度、下に約45度。自撮りできるほどではないがアングルの自由度は高い

 背面モニターでも確認はできるが、一眼レフスタイルのデジカメはやはりアイレベルで構えたいのでEVFの見え具合は重要な要素。同シリーズの上位モデル「E-M5 MarkII」に比べると一回り程度小さいが、視認性は十分だ。

 防水防塵仕様こそないが、4Kタイムラプスムービーやアートフィルター、ライブコンポジット撮影やインターバル機能など、基本機能は十分すぎるほど備わっている。

上面。アクセサリーシューの大きさを見ると本体サイズがいかに小さいかがわかる。右側にはモードダイヤルのほか、シャッターボタンまわりのフロントダイヤルとリアダイヤルが目立つ

上面。アクセサリーシューの大きさを見ると本体サイズがいかに小さいかがわかる。右側にはモードダイヤルのほか、シャッターボタンまわりのフロントダイヤルとリアダイヤルが目立つ

左側にある電源スイッチは、銀塩カメラの「OM-1」を彷彿させるデザイン。ストロボのポップアップスイッチも兼ねている

左側にある電源スイッチは、銀塩カメラの「OM-1」を彷彿させるデザイン。ストロボのポップアップスイッチも兼ねている

大きめのダイヤルが前後に備わっている。ともにエンドレスに回る。絞りやシャッタースピードの設定、露出補正などを設定できる。ダイヤルは大きく、厚みもあって操作しやすい

大きめのダイヤルが前後に備わっている。ともにエンドレスに回る。絞りやシャッタースピードの設定、露出補正などを設定できる。ダイヤルは大きく、厚みもあって操作しやすい

電源スイッチのレバーをオンよりさらに押し込むとストロボがポップアップする。ガイドナンバーは5.8だがあるとないとでは大違いだ

 操作性は、エントリーモデルらしく軽く扱いやすい。特にシャッターボタン周りのコマンドダイヤルの操作感は素晴らしい。エンドレスで回転する2つのダイヤルが備わり、マニュアル露出時にはそれぞれが絞りとシャッタースピードに、絞り優先オート時にはリアダイヤルが絞り値の設定、フロントダイヤルが露出補正になる。

 シャッタースピード優先オート時もリアダイヤルでシャッタースピードの設定、フロントダイヤルで露出補正を行なえる。

 もちろんカスタマイズも可能なので、好みに設定可能だ。見た目のデザイン性のためか、小さくして操作感が損なわれるものが多い中、大きくしっかり操作できる大きさになっている点は評価したい。

(次ページに続く、「ISO 6400ぐらいまでなら実用的 E-M10 Mark IIの画質をチェック!

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