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想像以上にヤバかった「7つの習慣ボードゲーム」

2015年11月02日 06時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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経営者として夢をかなえるゲーム

 ボードゲーム「7つの習慣」は、ざっくり言うと3~6人プレイのすごろくだ。

 プレイスタイルは人生ゲームとモノポリーを足したようなイメージ。実際Makuakeメンバーには「人生ゲームしかやったことないけど」という人もいたけれど、最後までちゃんと(しかもかなり上手に)プレイできていた。

 ゲームの目的(ゴール)は、プレーヤーが7つの習慣を体得すること。

 具体的には、プレーヤーが最初に1枚ずつ「ミッション・ステートメント」(夢)カードをひき、夢をかなえるための「お金」または「影響力」(良い人材)さらに「信頼」「刃を研ぐ」カードを集めていく。指定ターン数のうちにすべてを獲得するのがゴールの条件だ。

 なお盤面には3つの「ステージ」があり、あらゆる条件を満たして「第3ステージ」についた人だけが夢をかなえられる。なんとなく本の内容がわかる設定だ。

 最初は「雇用」として「A」から「F」のうち1枚の「社員」カードを引き、人材を確保したらゲームスタート。なるほど、経営者として共同創業者とスタートするということね。ちなみにわたしは写真家の「B」さんを選んだ。

 サイコロをふって自分の持ち駒を進めていくと「プロジェクト」や「イベント」というマスがある。プロジェクトは「お金」と「信頼」をかせぐためのマスだ。

 ここでユニークなのが、プレーヤーどうしの「交渉」がはじまること。

 たとえば「500コヴィー(コヴィーは通貨の名称)と信頼1」が得られるプロジェクトがあり、プロジェクトを完遂させるには「A」「F」の人材が必要になる。

 しかしわたしの会社にはBの写真家しかいない。プロジェクトを完遂させるために、AとFの人材を持っているほかのプレーヤーに仕事を発注することになる。

「500コヴィーなので、みなさん200、わたし100と信頼1でどうでしょう」

 その話で相手がうなずけばプロジェクトは無事完了。自分と相手にそれぞれプロジェクトの報酬が支払われる。報酬がたまっていくと、いい人材を雇ったり、高度なプロジェクトを受注することができるようになっていくしくみだ。

 この「交渉」、えげつないほど人間性があらわれる。

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