ISO 25600でもディテールを保持!
撮影サンプルで見るGR IIの画質
レンズチェック
絞り開放からシャープネスが高く、解像感の高い画質だ。周辺部の極四隅で絞り開放時にはシャープネスが甘いが、1段絞るだけで格段に向上する。絞りを絞っていっても解像感の低下は少ない。
F5.6くらいが一番バランスよく、解像感も高いが、最小絞りのF16でも大きく落ちることはなく、実用範囲内だ。
感度別撮影サンプル
最高感度はISO 25600まで設定可能で、ノイズリダクションの効き具合は良好。ノイズはISO 800くらいから発生しているが、目立ってくるのはISO 12800あたり。
徐々にではあるが、ISO 800を越えたあたりからシャープネスに影響が出はじめている。処理がうまいので最高感度のISO 25600でも結構なディテールの再現性が保たれている。
ズームは使えないが
圧倒的な解像感が楽しめる
携帯性に優れたデジカメといえば、今はスマホのカメラが一般的かもしれない。その点、GR IIは単焦点レンズなのでスマホと使い勝手は大きく変わらない。
しかし、やはり圧倒的に異なるのはAPS-Cサイズのセンサー採用で、かつ高性能なレンズにより高解像な写真が撮れる点。これは10万円近い値段のデジカメならではのものだ。
そしてなにより、GR IIは写真を撮ることが楽しく感じられるデジカメだ。カバンの隙間やポケットに入れて、スマホと一緒に持ち歩いても邪魔にならないくらい小さく、ストレスを感じない操作感は撮る楽しみを感じられる。趣味性も高いが実用性の高い画質で写真が撮れるのが魅力だ。
次回はエントリー系ミラーレス一眼を紹介!
持ち運びやすさや手軽さではスマホのカメラが一番という現在、「カメラ」で撮影したいと思う人は少ないかもしれない。
しかし、最新のコンデジは手軽な撮影もできるが、一方で本気の撮影にも対応できる機種が多い。特に今回選んだ3機種はどれも撮りたい気分を盛り上げてくれるデジカメばかりなので、ぜひ撮影してみてほしい。
次回は、レンズ交換などより撮影を楽しみたい人に向けて、エントリー系のミラーレス一眼を紹介する。
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