このページの本文へ

盛田 諒の「アスキー家電部」 第4回

アスキー3分ハッキング feat.スイッチサイエンス

簡単!トースターで電子基板づくり♪ アスキー3分ハッキング

2015年10月31日 11時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ステンシルでクリームはんだを塗る♪

まずは基板をセットします。セットの位置を間違えるとあとでどやされます。

──でもこれ(ステンシル)があるから大丈夫ですよ。

次に銀色のところにクリームはんだをのっけたい。ばっちりステンシルの穴に合っているところにパチパチパチ、というところですね。

──パチパチパチパチ!

むなしいですね。で、ここにクリームはんだを塗っていきます。

──けっこうたっぷりとるんですね。

まあのっける量は人それぞれだと思うんですけどね。で、たっぷり乗せたはんだををかきとります。コツは2回かきとること。1回目は薄い角度で適当に、下に押しつけるように塗りつける。で、2回目は縦にしてかきとるように……。

──へええ~!

……知ってたでしょ? これでシャキッと取ると、ばっちりのったかな?

──ばっちりいってます! 先生ばっちりのってます!

ありがとうございます。

──わたしアシスタントとしてまったく役に立ってないけど大丈夫ですかね……。

大丈夫じゃないですかね。じゃ、次はピンセットちょうだい。

──はい、ピンセットです!

はいどうも。で、部品はのせる順番があって、低いものから行くので、抵抗から。手がぷるぷるしますが……よっ(乗せる)。で、上から軽くおさえます。

──おお~、うまい!

次にLED。裏に三角形が書いてありますね。部品の矢印と、基板に書いてある矢印を合わせないといけない。ここを間違えるとだっさいことになります。ここである程度斜めになっても、けっこう勝手に直るのでいいんです。「セルフアライメント」という特性があって、はんだが溶けたときにもとに戻るんです。

(LEDを置いていく)

コンデンサーはまあ、同じくらいの大きさなので順番を気にせずやりましょうか。

(コンデンサーをぽつぽつぽつと置いていく)

──うまく置くコツはあるんですか?

邪念を払うと言いたいところですが、どうでしょうね……。

──そして、最後にmicroUSB端子ですね。

そうですよ、これですよ(端子)。こいつは足がささるところがあるので適当に置けばオッケーなんですよね。

──いちばん難しそうですけど。

ううん簡単だよ、足があるんだもん。よっ。

(microUSB端子を置く)

──おお~~~。

で、問題はプリンターから基板を外すとき。失敗すると、外すときに大惨事になるんだよね……(基板をぺりぺりはがしていく)できました!

──おお~~~~!

さあ、じゃあここから「リフロー」です。トースターで加熱していきましょう。

(基板をトースターに入れる)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン