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新ドライバー採用で重低音がスゴイ! オーディオテクニカが「Solid Bass」など新製品を投入

2015年10月08日 21時03分更新

文● ASCII編集部

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 オーディオテクニカは10月8日、ヘッドフォンやイヤフォンなどの同社新製品の発表会を開催した。

 ヘッドフォン/イヤフォンの新製品は、10月23日発売の重低音重視モデル「Solid Bass」シリーズ、11月13日発売のホームユースモデル「Art Monitor」シリーズ、同じく11月13日発売のビジネスファッションに重きを置いたモデル「Earsuit」シリーズに大別される。

新設計ドライバーを採用するSolid Bassシリーズ

「ATH-WS1100」

「ATH-WS1100」

ATH-WS1100のイヤーパッド。固さの異なる2種類の素材を組み合わせている

ATH-WS1100のイヤーパッド。固さの異なる2種類の素材を組み合わせている

 同社いわく「ヘッドフォンの重低音市場を切り開いた」というSolid Bassシリーズ。ポータブルヘッドフォンの「ATH-WS1100」(予想実売価格 2万5000円前後)、「ATH-WS770」(同1万5000円前後)、「ATH-WS550」(同8000円前後)と、インイヤー型イヤフォン「ATH-CKS1100」(同2万5000円前後)、「ATH-CKS990」(同1万3000円前後)、「ATH-CKS770」(同7000円前後)、「ATH-CKS550」(同4000円前後)および、スマホ用リモコンが搭載される「CKS550i」(iOS機器向け、5000円前後)と「CKS550iS」(Android向け、4700円前後)が投入される。

 ハイレゾ対応となるのは、ATH-WS1100とATH-CKS1100のみとなる。

新ドライバーの分解図

新ドライバーの分解図

 ヘッドフォンは、従来チャンバー(空気室)を設けることで低域拡張し、迫力のある重低音を実現していたが、新モデルはすべて新開発の53mm大口径ドライバーを採用。

 さらに、チャンバーの代わりにベント(空気孔)を設けることで内部の空気のバネ性を最適化し、低域出力の能率を向上させている。

「ATH-WS770」

「ATH-WS770」

「ATH-WS550」

「ATH-WS550」

 最上位モデルのATH-WS1100は2種類のベントを配置し、大型の高磁束磁気回路も採用。磁力が強化されている。なお、ATH-WS770は3つのベントを、ATH-WS550は1つのベントを搭載する。

ATH-CKS1100

ATH-CKS1100

2つのドライバーを向かい合わせで配置する

2つのドライバーを向かい合わせで配置する

 インイヤー型のCKRシリーズは、ドライバーを改良。最上位モデルのATH-CKS1100は12.5mmのダイナミックドライバー×2を向かい合わせで配置。同調駆動させることで歪みのない音を実現する。片方の振動板にはダイヤモンドに近い硬度を持つコーティングを施し、高解像度再生が可能だ。

「ATH-CKS990」

「ATH-CKS990」

「ATH-CKS770」

「ATH-CKS770」

「ATH-CKS550」

「ATH-CKS550」

マグネットを向かい合わせに配置する

マグネットを向かい合わせに配置する

 なお、ATH-CKS990とATH-CKS770は13mmドライバーを1つ、ATH-CKS550は9.8mmドライバーを1つ搭載するが、いずれもマグネットを向かい合う形で配置することで、豊かな低音を再現する。

(次ページに続く、「ドライバーユニットを全面改良したArt Monitorシリーズ」)

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