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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第60回

自撮リストにオススメ! カメラ機能が強力な「ZenFone 2 Laser」

2015年10月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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いわゆる「ヌルサク」路線

 OSはAndroid 5.0(Lollipop)で、画面解像度の720×1280ドットに対してメモリーは2GBと余裕がある。ホーム画面や画面の切り替えなどは、サクサクと動作しつつ、ぬるっと指に追従するチューニングとなっており、ASUS ZenUIを無難に進化させた印象だ。

 キャリアの発表会などで耳にする「ヌルサク」感に近いもので、ASUSの妥協のなさが伺える。パネルにはCorning Gorilla Glass 4で、そのままだとやや指のひっかかりを覚えた。フィルムはいくつか販売されているので、この点は各自調整するといいだろう。

 機能的な面を見ると、ASUS ZenUI自体は標準的なホームUIに近い。カスタマイズしても、そのまま使用しても問題のないホームアプリに仕上がっている。設定で注目したいのは、バッテリーモードについて「パフォーマンスモード」「バランスモード」「スマート節約モード」「超省電力モード」をの4つを用意していること。体感でいうと「バランスモード」でだいたいのシーンはよく、ゲームをプレーする場合に必要に応じて「パフォーマンスモード」に切り替えるくらいでいい。

 また、CPUのクロックダウンで少しもっさりするが、バッテリー重視の使い方であれば「スマート節約モード」にすればかなり消耗を抑えられる。

ホーム画面。フォルダー機能をはじめとして、シンプルなホームだ

ステータスパネル。懐中電灯やメモリ解放、電卓、自動起動マネージャーの存在が面白い

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設定は検索性重視な印象

ASUSカスタマイズ設定では、マルチタスクボタンや片手モード、手袋モードの設定が可能。それぞれハイスペック端末にある機能と同じものになる

バッテリーモードは4種類

 さて、ベンチマークを見てみると、パフォーマンスモードとバランスモードの違いはあまり見られなかった。チェックに使用したのは「AnTuTu Benchmark v5.7.1」(64bit)。スコアについては掲載しているように誤差の範囲に留まった。

 CPU-Zを見てみると、CPUのクロック幅は200MHz~1.21GHz。「パフォーマンスモード」「バランスモード」時は、下限800MHzのようでトップクロックも同様だった。正直なところ、違いらしい違いを発見できなかったため、ほとんどのシーンでバランスモードで問題ないだろう。

AnTuTu Benchmark v5.7.1(64bit)をバランスモードで実行したもの。ひと世代前なスコアだ

こちらは、パフォーマンスモード時のもの。バランスモードとの差は誤差範囲だ

GPUはAdreno 306で、310MHz駆動となっている。現状もっともキレイにGPUを使用している「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」の判定は「3D軽量」。ただし、実際にプレーすると、フレームレートは低いものであった。また「パフォーマンスモード」「バランスモード」ともにまったく同じ傾向の挙動だったことも加えておこう


(次ページでは、「カメラの性能を検証する!」)

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