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Zuckerberg氏が「VRは次のプラットフォーム」と断言

ハリウッドとFacebookがVRに未来をかける理由

2015年09月29日 10時00分更新

文● 新清士、編集●ASCII.jp

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VRはAppleとGoogleへの対抗の切り札

 VRは、Oculus VRの親会社であるFacebookにとって、将来の成長に関わる戦略技術でもある。Oculus Connect 2の基調講演の冒頭では、Facebookの創設者でCEOのMark Zuckerberg氏が登場した。

 「Facebookのミッションは、世界をよりオープンにしてつなげることだ。人々が世界のさまざまな側面をシェアできる力を持つことができれば、世界はよりよくなる。人々がリッチなツールを持つことができるようになり、より没入するメディアのコンテンツを使うようになってきている」(Zuckerberg氏)

FacebookのMark Zuckerberg氏

 2005~10年まででは、オンラインの体験はテキストによるしかなかった。それが現在では、写真や映像などのビジュアルを中心にするようになっている。さらにゲームといった没入型のコンテンツで、創造性を表現するようにもなっていると指摘した上で、Zuckerberg氏は「論理的に考えると、次の段階は、完全な没入型のVRだ」と言い切った。

 VR映像は、頭の動きを正確に検出するヘッドトラッキングの機能を持つVR専用端末のGear VRやRiftで見た方が、単にスマホでみるよりも、確実にVR映像の体験の質が高まる。VR専用端末の販売を控えるOculus VRの重要性はFacebookによって否応なく高まっているといえるだろう。

 Zuckerberg氏は「(新しい技術の)VRはFacebookのミッションにフィットする。VRは次のプラットフォームだ」とまで述べた。「2年掛けて、最初のコンシューマープロダクトを出荷できるところまできた。ほんの数年前にはVRはSFの夢物語だった。今ではプレーし、コミュニケートし、コラボレートするチャンスが生まれてきている。コンピューターやスマートフォンは発売された最初の年に、1億台も売れるようなことはなかった。しかし、アイデアは現実になる。FacebookはVRに長期にわたって力を入れていく」(Zuckerberg氏)と、今後、VRデバイスの普及に力を入れることも強調した。

 これまでソフトウェアサービスのみで、専用ハードを持っていなかったFacebookにとって、VRはGoogleやAppleと差別化を図るための重要な武器という位置づけなのだろう。

 まだ、ハードが発売前ということもあり、多くの人にとって、VRは少し遠いものであると感じられるかもしれない。しかし、アメリカではゲームだけでなく、映像の分野も、VRが一般に普及すると見込んで、本格的な開発に乗り出してきている。映像はゲームよりも敷居が低いため、VRを見ることが当たり前の状態になるまでには、それほど時間はかからないだろう。

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