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IFA 2015レポート 第13回

スマホ連動コーヒーメーカーも! IFA2015で見つけた気になるアイテム

2015年09月05日 15時00分更新

文● 中山 智 ●編集/ASCII.jp編集部

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 ドイツ・ベルリンで開催中のIFA2015に合わせて開催される、プレス向けイベントShowStoppers。このイベントは、PCやスマホ、AV機器などの新製品から変わり種のアイテムがチェックできる。

 そこで、筆者が今年のShowStoppers@IFA2015で注目した製品を紹介していこう。

キャタピラー製スーパータフネススマホの最新モデル
「CAT S40」

 ブルドーザーなどの建築機器メーカーの最大手、キャタピラー社のブランドでタフネススマホシリーズを展開している「CAT」は、最新モデルの「CAT S40」を展示。

 CATシリーズの特徴である質実剛健な見た目はそのままに、CPUにはローエンドモデルながら最新のMSM8909(1.1GHz、クアッドコア)、OSもAndroid 5.1を採用している。もちろんLTEにも対応し高速通信が可能だ。

これぞ漢のスマホとも言えるハードなデザイン

背面はラバー状で滑り止めにもなっており、落としにくい

 ディスプレーサイズは4.7型(540×960ドット)で、米コーニング社の強化ガラス、ゴリラガラス4を採用。1.8メートルの高さから落としても大丈夫な耐衝撃性にくわえ、防水機能はIP68相当で、水深1メートルに60分間つけていても問題なし。また耐寒耐温もマイナス25°から55°となっており、ハードな現場で利用できる。

ボタン類はグローブをしたままでも操作できるように大きめ

ホームボタンなども物理キーなので、濡れた状態でも操作しやすい

 海外ではすでに発売中で、実売価格は430ユーロ。展示端末をチェックしてみたところ、残念ながら技適マークは確認できなかったが、言語設定には日本語を発見。海外で山やジャングル、砂漠などを回るヘビーな旅人にピッタリの端末だ。

残念ながら技適表示はなし

展示端末には日本ロケールがあった

  CAT S40
ディスプレー 4.7型液晶
画面解像度 540×960ドット
CPU MSM8909(1.1GHz、クアッドコア)
内蔵メモリー 1GB
内蔵ストレージ 16GB
無線 802.11b/g/n/、Blutooth 4.1
NFC
バッテリー容量 3000mAh
サイズ 約12.45×74.08×144.9mm
重量 約185g
SIM形状 nanoSIM

ドイツのGigaset初スマホはiPhone 6似!?

 Gegasetは、ドイツの大手企業シーメンスの通信事業の流れをくんで、2008年に誕生した通信会社。これまでは固定電話用の機器を販売していたが、スマートフォン事業もスタートさせ、初のモデルを9月1日に発表した。

 今回リリースしたのは、5型のスタンダードモデル「Gigaset ME」とローエンドの「Gigaset ME pure」。さらに5.5型と大型ディスプレーの「Gigaset ME pro」の3モデル。いずれも外観は一枚板ふうで、角を落としてヘリを丸めたデザインのため、一見するとiPhone 6っぽい印象を受ける。

5型モデルのGigaset ME

背面もガラス素材で高級感がある

3モデルともUSBはType-Cを採用

ローエンドのGigaset ME pureのみ背面はガラスではなく樹脂

ハイエンドのGigaset ME proは横幅76mmなので、同じディスプレーサイズのiPhone 6 Plusより1.8mmほどスリム

 3モデルとも本体背面のカメラレンズ下に指紋認証センサーを登載しており、タッチ操作だけでロック解除が行なえる。また、デュアルSIMスロットを採用しているのも3モデルとも共通。

 販売は欧州がメインで、技適マークも日本語ロケールもなかったため日本への展開はなさそう。

  Gigaset ME Gigaset ME pure Gigaset ME pro
ディスプレー 5型液晶 5型液晶 5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
CPU Snapdragon810 Snapdragon615 Snapdragon810
内蔵メモリー 3GB 2GB 3GB
内蔵ストレージ 32GB 16GB 32GB
バッテリー容量 3000mAh 3320mAh 4000mAh
サイズ 約69.4×144.5×7.7mm 約69.4×144.5×7.8mm 約76×156×7.7mm
価格 470ユーロ 350ユーロ 550ユーロ

スマホから操作できるコーヒーメーカー
「Smarter Coffee Machine」

 イギリスのSmarterが新たに発表したのが、スマホアプリからワイヤレスでコントロールできるコーヒーメーカー「Smarter Coffee Machine」。専用アプリからコーヒーメーカーにアクセスして、水量などのチェックや温度管理などが行なえる。

 接続は無線LANで、同一LANからのアクセスのみとなっているため、屋外からの遠隔操作には対応していないとのこと。

 とはいえ、アプリから起きる時間に煎れたてのコーヒーが飲めるようにセットしたり、好みの味に調整したりと、ユーザーの使い方に合わせて活用できるのがポイント。アプリからの通知機能を使えば、Appele Watchとの連携も可能とのこと。

 すでに同社のサイトから販売されており、Smarter Coffee Machineの価格は179.99ユーロとなっている。

Wi-Fi経由でスマホと連携する「Smarter Coffee Machine」

スマホアプリからお湯の温度などを調整可能

湯沸かし機能に特化したSmarter iKettle(99.99ポンド)もラインアップ

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