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T教授の「戦略的衝動買い」 第343回

電波干渉が少ない! 5GHz帯の無線中継器「忠継大王 11ac」を衝動買い!

2015年08月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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設定はコンセントに挿して
WPSボタンを押すだけ

WPS LEDが緑色に点灯すれば設定もほとんど終了と同じ……極めて簡単だ

WPS LEDが緑色に点灯すれば設定もほとんど終了と同じ……極めて簡単だ

 まず、親機であるWi-Fiルーターの電波が確実に届くごくそばで、忠継大王 11acの背面プラグをACコンセントに挿入する。忠継大王 11acはほどなく電源オンになるので、右から3番目のLEDランプ(WPS LED)が緑色になるまで待機する。

 緑色のLEDランプが点灯すれば、左端のWPSボタンを5秒以上(5GHzの場合)長押しし、続いて親機であるWPS対応Wi-FiルーターのWPSボタンを押す。しばらく親機となるWi-Fiルーターと忠継大王 11acのLEDランプがチカチカと点滅する。

筆者は年初に親機にあたるWi-Fiルーターをプラネックスコミュニケーションズの5GHz帯対応モデル「MZK-1200DHP」に替えた

筆者は年初に親機にあたるWi-Fiルーターをプラネックスコミュニケーションズの5GHz帯対応モデル「MZK-1200DHP」に替えた

すべてのLEDランプが点けば設定作業は100%終了。あとは設置先に持ってゆくだけ

すべてのLEDランプが点けば設定作業は100%終了。あとは設置先に持ってゆくだけ

 そして忠継大王 11acの右から4番目のLEDランプ(中継LED)が青く点灯すれば、Wi-Fiルーターと忠継大王 11acのネットワーク関係が確立し、その内容が忠継大王 11acの内部に記録されたので、今度は忠継大王 11acをコンセントから抜く。これで設定は完了だ。

 続いて、忠継大王 11acを本来設置しようと考えていた付近のACコンセントに挿すことで忠継大王 11acは再び起動し、自動的に先ほどのWi-Fiルーターとネットワーク関係を再現し通信環境を確立してくれる。

筆者は、WPSボタン右横の“インジケーターLED”が2個点灯する付近に設置している

筆者は、WPSボタン右横の“インジケーターLED”が2個点灯する付近に設置している

 忠継大王 11acのWPSボタンの右側に並ぶ3個のLEDランプ(インジケーターLED)は親機であるWi-Fiルータとの無線通信強度を表示している。1個の点灯では親機との距離が離れすぎで、3個全部点灯すれば親機との距離が近すぎる感じがするので、筆者は、LEDランプが2個点灯する辺りの場所を探して設置している。

WPSボタンのないルーターでも設定は簡単

筆者宅のリビングルームで周辺のWi-Fi電波を調べてみたところ、筆者宅を含め2.4GHz帯のWi-Fi電波はこんなにたくさん飛んでいた

筆者宅のリビングルームで周辺のWi-Fi電波を調べてみたところ、筆者宅を含め2.4GHz帯のWi-Fi電波はこんなにたくさん飛んでいた

一方、まだまだ5GHz帯のWi-Fi電波は少なく、今使用すればかなりのパフォーマンスが期待できる。赤い線は自室の親機の電波。翠の先は忠継大王の電波

一方、まだまだ5GHz帯のWi-Fi電波は少なく、今使用すればかなりのパフォーマンスが期待できる。赤い線は自室の親機の電波。翠の先は忠継大王の電波

リビングルームで「ZenFone」の設定画面を開いてWi-Fiの状況を見てみた。5GHz帯と2.4GHz帯が各1つ見える。3番目の「Planex_G-EF5D5E」は、親機のWi-Fiルータ(MZK-1200DHP)のゲスト専用SSID、一般公開して、ログインユーザーをFacebookページなどに誘導できる仕組みを持っている。詳細はルーターにアクセスして設定可能

リビングルームで「ZenFone」の設定画面を開いてWi-Fiの状況を見てみた。5GHz帯と2.4GHz帯が各1つ見える。3番目の「Planex_G-EF5D5E」は、親機のWi-Fiルータ(MZK-1200DHP)のゲスト専用SSID、一般公開して、ログインユーザーをFacebookページなどに誘導できる仕組みを持っている。詳細はルーターにアクセスして設定可能

 忠継大王 11acを設置した後、実際に我が家のリビングルームでは、どのような電波環境になっているのかを「WiFi Analyzer」アプリを使って測定してみた。予想通り、リビングルームで飛び交っている2.4GHz帯の電波は筆者のWi-Fiルーターや忠継大王 11acの分も含めて極めて多い。

リビングルームでSPEEDTESTアプリを使ってベンチマークテストやってみた。けっこう満足できる結果だった

リビングルームで「SPEEDTEST」アプリを使ってベンチマークテストやってみた。けっこう満足できる結果だった

 一方、5GHz帯の電波は筆者のもの以外では、近所から飛んでくるもう1個のみだった。これらを見る限り、やはり5GHz帯の忠継大王 11acを我が家に導入したのは大正解だったようだ。

 筆者宅では、長く使った以前のWi-Fiルーターを、年初に忠継大王 11acと同じプラネックスコミュニケーションズの5GHz帯対応モデル「MZK-1200DHP」に変更した。なので、忠継大王 11acとの関係設定もほとんど一瞬で終わってしまったが、WPSボタンのないWi-Fiルーターを使っているユーザーでもその設定は極めて簡単だ。

WPSボタンの無い親機ルーターでも、スマホやPCから簡単に手動設定が可能だ

WPSボタンの無い親機ルーターでも、スマホやPCから簡単に手動設定が可能だ

admin権限で直接、忠継大王 11acに入って各種設定を行なう

admin権限で直接、忠継大王 11acに入って各種設定を行なう

Wi-Fi設定で現在の一時的なWi-Fiルーター設定から、親機のSSIDとPWを入力する

Wi-Fi設定で現在の一時的なWi-Fiルーター設定から、親機のSSIDとPWを入力する

 まず、忠継大王 11acをWPS設定の時と同じ要領でACコンセントに挿してパワーオンする。続いてスマホやPCの設定画面で見えるSSID(Planex_ex_setup)に接続し、スマホやPCのブラウザー画面のURL欄に「192.168.111.1」と入力して専用の設定画面を開く準備を行なう。

実際に使用可能な周囲のWi-Fiルーターは自動的に表示されるので選択するだけ

実際に使用可能な周囲のWi-Fiルーターは自動的に表示されるので選択するだけ

選択したWi-Fiルーターの規定のパスワードを入れてOKをタップするだけ

選択したWi-Fiルーターの規定のパスワードを入れてOKをタップするだけ

後は選んだWi-Fiルーターが自動的に設定され、関連情報が内部の記憶域に記録される

後は選んだWi-Fiルーターが自動的に設定され、関連情報が内部の記憶域に記録される

設定画面のWi-Fi設定を見ると、正しく選択したWi-Fiルーターが設定されているのが分かる

設定画面のWi-Fi設定を見ると、正しく選択したWi-Fiルーターが設定されているのが分かる

 すぐに周囲に存在するWi-Fiルーターの一覧が表示されるので、そのリストの中から忠継大王 11acと最終的に連携したい既存のWi-FiルータのSSIDを選択して、すでに設定済みの任意のパスワードを入力する。あとは自動的にセットアップしてくれる。

次ページへ続く、「無線の切り替わりをアプリでチェック!

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