7月29日から「Windows 10」の提供が開始された。
「Windows 7」および「Windows 8.1」のユーザーは、7月29日からの1年間、無償でWindows 10にアップグレードできるようになる。
すでに、アップグレードの予約を行ったユーザーは多いはずだが、いまだにアップグレードの通知が届かないというユーザーもいるのではないだろうか。
実は、Windows 10のアップグレードは、7月29日に一斉に行なわれるというものではない。そのため、予約していてもすぐにアップグレードできるというわけではないのだ。
日本マイクロソフトでは、「快適にアップグレードいただけるように順次配信することになる」と説明。「予約をしたからといっても、すぐにはデスクトップに通知が表示されないということも発生する。最大で数週間かかる場合がある」とする。
7月29日からの無償アップグレードは、まずは「Windows Insider Program」への参加者が対象となる。
Windows Insider Programとは、Windows 10の開発初期段階から、開発者や一般ユーザーが参加できる早期検証プログラムであり、同プログラムには全世界で600万人が参加。これらによるフィードバックによって、機能強化やユーザーインターフェースの改善などが行なわれ、製品の品質の向上や操作性の改善などが実施されてきた。最初に、こうした開発に貢献した開発者やユーザーに対して、Windows 10を提供するということになる。
Windows Insider Programの次にアップグレードが行なわれるのが、「Windows 10 無償アップグレードの予約」を行なったユーザーである。
多くのユーザーがここに該当することになるだろう。
この連載の記事
-
第215回
PC
「クリエイティブ」に向かうWindows 10とSurfaceファミリー -
第214回
PC
日本企業の変革を象徴、世界最大規模の「Office 365」大型導入 -
第213回
PC
資生堂、オンライン会議中の顔を美しく見せる「Tele Beauty」を開発 -
第212回
PC
女子高生AI“りんな”は母親思いのカープ女子!? 自分の子供より返事が多いというユーザーも -
第211回
PC
Office 365が3ヵ月無料試用OK、セットアップも支援 - 働き方改革週間締め切りは9月30日 -
第210回
PC
Windows 10企業導入の障害は、WaaS(Windows as a Service)と180日ルール -
第209回
PC
アクア、DMG森精機 - IoTの協業発表が相次ぐ日本マイクロソフト -
第208回
PC
MS SQL Server 2016は、オラクルの牙城をいかに崩すか、PostgreSQLにどう対抗していくのか -
第207回
PC
起死回生の製品になるか? 「Microsoft Dynamics 365」 -
第206回
PC
2096名で挑む大規模ライフハック! - 日本マイクロソフトが掲げる”本来”のテレワーク -
第205回
PC
日本MSが開催イベント名称・内容を再編 - グローバルイベントとの名称統合を実現してほしい - この連載の一覧へ