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ドワンゴとKADOKAWAがネット時代の通信制高校、来年春開校目指す

2015年07月09日 19時47分更新

文● オオタ/ASCII.jp

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発表会に登壇したKADOKAWA・DWANGO取締役相談役の角川歴彦氏(写真・左)と、同代表取締役社長・川上量生氏(写真・右)

 KADOKAWA・DWANGOは、同社が手がける新たな教育事業として、通信制高等学校設立に向け準備を開始したと発表した。インターネットによる双方向性の授業を実施する「ネットの高校」として、2016年春に開校する予定。

インターネットによる双方向性の授業を実施する「ネットの高校」を2016年春に開校を目指す

 ネットの学校だが、すでに2015年3月に計画書を沖縄県に提出しているところだという。授業は社会での即戦力を目指し、IT教育(プラグラミング、リテラシー)のほか、有名ライトノベル作家やゲームクリエイターを始めたとした各界のプロによる課外授業を、同社のグループ企業で教育事業を手がけるバンタンと共同で展開する。学費や授業内容などの詳細は現在審査中とのことでまだ話せないそう。今後の詳細を待ちたい。

現在の学習システムでは半分以上が将来目指す就業ができないと指摘

いつでも専門性のあるネットから通信教育で課題の解決を図る

 同社代表取締役社長・川上量生氏は、「歴史的に考えて教育はネットを利用した授業に移行していくと思います。そこでKADOKAWA・DWANGOの総力を上げると理想の学校が作れるんじゃないかと思います」と意気込んだ。

地方自治体と連携した職業体験でネットだけでは培えない社会性を育む

 同じく登壇した同社取締役相談役の角川歴彦氏は、「実はKADOKAWAとドワンゴが統合したのは去年の10月なんですけど、どちらも教育をしなければいけないと思っていたことが一緒になってよくわかった。KADOKAWAは海外教育の場としてKADOKAWA Contents Academyを展開し、ドワンゴはインターネットを活用した学校教育をしていくという形になります」とコメント。統合して両社が培ってきた強みや人材などを1つにして目指すなか、その1つとして教育事業を展開していくという。

今後のスケジュール。2016年春から双方向学習サービスをスタートする

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