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SSL通信解析、フォレンジック、アナリティクスなどの製品が好調

「セキュリティ製品群をさらに拡張」米ブルーコート社長

2015年07月06日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 「Proxy SG」により、Webセキュリティゲートウェイ市場で高いベンダーシェアを誇るブルーコートシステムズ。ガートナーが発表する同市場のマジック・クアドラントにおいても、今年まで8年連続して「リーダー」のポジションに位置づけられている。

 そのブルーコートがここ数年、企業買収や他ベンダーとのパートナーシップ、独自の研究開発を通じて、さらにセキュリティ機能の強化や統合、製品ポートフォリオの拡大を図っている。その背景と今後の方向性について、米ブルーコート 社長兼COO(最高執行責任者)のマイケル・フェイ氏に聞いた。

Blue Coat Systems, Inc. 社長兼COOのマイケル・フェイ(Michael Fey)氏。Intel Security Group(マカフィー)でエグゼクティブVPやCTOなどを歴任した後、2014年12月より現職

――ブルーコートはこの数年、企業買収なども行いセキュリティポートフォリオを拡大していますが、その背景と戦略を教えてください。

 ブルーコートでは、「セキュリティ」「ネットワーク性能」「ポリシー」の3つが交差するポイントにフォーカスしている。なぜなら、非常に高いスケーラビリティを持つ(ゲートウェイの)アーキテクチャ、堅牢なポリシーエンジン、オープンな拡張性、そして独自のセキュリティ研究機関が当社の“強み”だからだ。

 現在成長している分野の1つ、SSLトラフィックの処理で説明しよう。これは、暗号化されたSSLトラフィックの中に攻撃トラフィックが潜んでいないかのセキュリティチェックを行うために、暗号化をいったん解除(復号化)するものだ(関連記事)。ここではトラフィックの高速処理技術に加えて、セキュリティに対する知識、そして(金融や医療サービスへのアクセスは復号化しないなど)復号化する/しないを判断するためのポリシーが必要となる。ブルーコートはこれらの部分で強みを持っているので、市場で独自のポジションが取れる。

専用ハードウェアで高速なSSLトラフィック処理を行う「SSL Visibility Appliance」

――ほかにはどのような製品が成長しているのでしょうか。

 フォレンジックスとアナリティクスの分野も伸びている。何らかのセキュリティインシデントが発生しても、大半の企業ではまだ“当て推量”に頼った対処が行われている。実際に何が起きたのか、正確な情報がないからだ。被害規模も正確にわからないため、過大評価したり過小評価したりすることになり、株価や企業ブランドに大きなダメージを与えたり、逆に盗み出された知的財産を見逃したりする結果をもたらす。だから企業は、よりスケーラブルな洞察の手段を求めている。

 ブルーコートのソリューションでは、フォレンジックスのためにフルパケットキャプチャですべてを記録すると同時に、アナリティクスのためのメタデータも保存できる。両者は、電話にたとえれば「通話内容の録音」と「通信記録(いつ、誰が誰に電話したのデータ)」の関係だ。これにより、当社のソリューションは基本的なレポートから非常に深い分析、理解までをカバーしている。

脅威分析を行う「Security Analytics Platform(SAP)」の概要

 セキュアWebゲートウェイ(ProxySG)の分野も引き続き好調だ。市場自体が年率9~10%で成長を続けており、当社製品も同じように伸びている。

 また、セキュアWebゲートウェイへの幅広いセキュリティ機能の統合も進んでいる。パートナーベンダーの技術も含め、すでに複数のアンチウイルスエンジン、コンテンツアナリシス、スタティックコードアナリシス、サンドボックス、ユーザーエミュレーションといったセキュリティ機能を、ゲートウェイで提供している。

――これまで複数のセキュリティ製品がカバーしてきたものを統合することで、複雑さが解消され、管理性が高まりますね。

 ほかにもメリットがある。プロキシはネットワークの中間でトラフィックをいったんターミネート(終端)するので、さまざまなセキュリティチェックをそこでまとめて行うのは効率的なのだ。つまり、プロキシはネットワーク内の“いいポジション”に位置していると言える。わたしがマカフィーからブルーコートに移ったのも、プロキシがセキュリティにもたらす価値に可能性を感じたからだ。

(→次ページ、日本企業のサイバーセキュリティ意識をどう見ていますか?

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