3者が語るオラクルのクラウドサービス活用
一方、「会見では、初めての試み」(杉原社長)として、クラウド・カスタマー・パネルディスカッションを行なった。この中では、サッポロビール、ティージー情報ネットワーク、リクルートライフスタイルの3社が登壇して、日本オラクルの杉原社長がモデレーターとなり、オラクルのクラウドサービスの活用事例などについて語った。
Social CloudとMarketing Cloudを導入するサッポロビール 営業本部営業戦略部デジタルマーケティング室室長・工藤光孝氏は、「デジタルの活用により、お客様の深い理解と協創するためのマーケティングを実現するために活用している。オンプレミスのシステムでは、社内のIT部門にお願いしなければならず、時間がかかり、コストもかかる。クラウドによってこれが短縮できた。オラクルのクラウドサービスで提供される機能を使い切って結果を出したい。オラクルには、効果的な活用の実現という点で支援をお願いしたい。また、オラクルが、今後、クラウドビジネスの拡大を目指すことを、POCOという言葉によって浸透させてほしい」と語った。
Java Cloud、Database Cloudを導入しているティージー情報ネットワーク 基盤戦略推進部アプリ基盤グループ マネージャーの上田志雄氏は、「安定、効率、革新をキーワードに、ITシステムを運用している。今後、エネルギーの自由化の時代を迎えることになり、あらゆる面で社内リソースが足りない。オンプレミスには限界があり、クラウドが重要になる。オラクルを選択した背景には、コスト面での強みがある。他社の場合は想定通りには安くならない」と語る。
一方で、オラクルのサービスはまだ洗練されていないところもあると指摘。「セキュリティの強化、日本独自の商習慣にも対応するといったように、日本のなかで使いやすいクラウドサービスに発展することを期待する。POCOはこれから理解したい」と語る。
Service Cloudを活用しているリクルートライフスタイル 企画統括室CS推進部部長・真島博氏は、「オラクルのクラウドサービスは、じゃらんなどの顧客に対応するシーンで活用している。これまではそれぞれにばらばらの仕組みとなっていたが、情報共有ができるようになった。商品サイクルのスピードが速いため、それに対応できるものを提供する仕組みとなっている。日本オラクルの営業対応がいい点と、自ら改変しやすい点が選択した理由。だが、日本独自の設定などにも対応できるようにして欲しい。POCOは、わかりやすいメッセージだと感じる」とコメントした。
杉原社長は、「POCOクラブを作って、ユーザーの方々に参加していただき、そこで意見を聞きたい。これからも日本の企業に、喜んでもらえるものを提供したい」と締めくくった。