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クラウドファーストの時代に先行者利益の強みを活かす

クラウドインテグレーターNo.1を目指すテラスカイの事業戦略

2015年06月04日 17時30分更新

文● 大河原克行 編集●大谷イビサ

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6月4日、テラスカイは同社の事業戦略について説明。同社の佐藤秀哉社長は、「クラウドインテグレーターとして、ナンバーワンを目指す」と宣言した。パブリッククラウドやクラウドERP/MSP、IoT分野への投資のほか、グローバル進出も積極的に進めるという。

10年前からの先行者利益が活きている

 テラスカイは、2006年の創業以来、クラウドに特化したクラウドインテグレーター(CIer)として事業を推進しており、NTTソフトウェアや米セールスフォース・ドットコムの出資を受けている。2015年4月30日に東証マザーズに上場し、6月1日には東京・日本橋に本社を移転している。テラスカイの佐藤秀哉社長は「株価も堅調に推移。怖いほどの株価がついている。期待が高いことの証だと感じている」と述べた。

テラスカイ 代表取締役社長の佐藤秀哉氏

 同社売上高の75%はクラウドインテグレーションが占め、残りの25%が製品サービスによるものだという。SaaSおよびPaaSの領域では、Salesforceを活用し、IaaSはAmazon Web Servicesを活用して、クラウドインテグレーションを提供している。

テラスカイの事業領域

 佐藤氏はテラスカイが10年前からクラウド専業でビジネスを行なっており、その先行者利益が生きていると語る。「10年前にはクラウドが本物になるのかどうかがわからず、大手SIerにおいては、エンジニアをクラウドへとスキルチェンジさせることが難しく、当社とパートナーを組んで提案を行なうといった動きが多かった。そのため、当時から大手SIerとの関係を構築でき、大手企業への導入実績も生まれた」(佐藤氏)。

 こうした経験をもとにした、豊富な顧客事例、自社開発の製品、優良パートナーの3点が当社の強みになる。同社は金融、流通、医療、製造など、業種業態を問わずに、1000社規模の豊富な導入実績があり、そのうち4割が金融系ユーザーだという。

 また、セールスフォース・ドットコムが主催する4つの認定資格のすべてで、国内合格者がもっとも多く所属しており、約130人のエンジニアのすべてが資格を所有している。もっとも難しいといわれ、全世界で200人しかいないSalesforce認定テクニカルアーキテクトは、国内4人のうち、3人がテラスカイに在籍しているという。佐藤氏は、「セールスフォース・ドットコムが表彰するForce.com MVPは、全世界に158人しかいないが、日本には4人。そのうちテラスカイには3人が在籍している」とアピールする。

No.1のエンジニア数

 さらに、ユーザーの声を聞き、多くの気づきに基づいた製品として、SkyVisualEditorやSkyOnDemandといった独自製品を持っているのも特徴。SkyOnDemandは、EAI/ESBの国内SaaS市場で75%のシェアを持つという。

(次ページ、ナンバーワンを目指すための5つの方向性)


 

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