このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

「データセンターが抱える『コピーデータ』の課題を解決する」

新興ベンダーのアクティフィオが唱える“データ仮想化”とは

2015年05月01日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

――技術的にかみ砕いて言うと、これはスナップショット技術で実現されているのでしょうか。

高峰氏:技術的には「スナップショット」と「重複除外」を組み合わせたもので、これが47の特許技術を使って実現されている。

 ユーザーがアクセスするデータの9割以上は、過去3日間に生成された新しいデータだ。そこで、アプリケーションから取り込まれたデータはまず、すぐにアクセスできるイメージとして「ステージング」領域に保持される。そして時間の経過とともに、重複除外と圧縮を適用して長期保存領域へと移す。これにより、無駄なストレージ使用を抑えている。

Actifio CDS(オレンジのアプライアンス)の具体的な役割

データをステージング領域に保持しすぐにアクセス可能にすると同時に、時間が経過したデータは重複除外/圧縮したうえでプールに保存

 アクティフィオがデータを取得できるのは、VMwareやHyper-Vの仮想化プラットフォーム、Oracle Database、SQL Server、SAP、SharePoint、Exchangeなどのアプリケーション、Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solarisのファイルシステムだ。また、バックエンドのストレージにはほとんど依存しない(ベンダーフリー)。アプリケーションを停止することなく導入できる点も、顧客に評価されている。

数時間、数週間かかっていた作業が数分で完了

――アクティフィオ製品の導入によって、どのようなメリットが得られるでしょうか。具体的な事例などあれば教えてください。

サリバン氏:まずは、リカバリやアプリケーション開発/テスト環境用に、すぐにコピー(仮想コピー)が準備できるという「インスタントマウント」の機能がある。これまで数時間、数週間もかかっていた準備が、数分に短縮される。

 また、データセンターとクラウドインフラ間のデータ移動も容易になる。

 その結果、大きなビジネスインパクトをもたらす。たとえば障害からの迅速な回復、アプリケーション開発スピードの向上、ハードウェア/ソフトウェア投資の大幅な削減、システムのシンプル化とデータライフサイクル管理の実現、などだ。

あるグローバル鉱業会社の導入事例。アクティフィオ製品の導入により、データ保護は33倍、リカバリは420倍スピードアップした。さらにコスト削減効果は130万ドル以上に及ぶ

「今後5年間は毎年2倍の成長率を達成する」と自信

――今後の日本市場に対する戦略を教えてください。

サリバン氏:コピーデータという課題は世界共通のものだ。日本の顧客にもこうした課題が存在すること、その解決策を提供できることを、積極的に情報共有していきたい。反対に、日本の顧客のことをもっと学んでいくことも必要だ。

 アクティフィオ ジャパンのチームは、これまでも良い実績を残してきた。“弱み”はないが、成長のために人的リソースの拡大は図っていく。同時に、日本のパートナーやリセラーを増やし、トレーニングも強化していきたい。

 今後5年間は毎年100%、つまり2倍の成長率を達成できると考えている。グローバル市場でも、日本市場でもこの成長予測は同じだ。

高峰氏:現在、金融業などの基幹系業務から、アクティフィオ製品は大きな注目を浴びている。ニーズの高まりを強く感じており、毎年2倍という高い目標も達成できる自信はある。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

  2. 2位

    ITトピック

    「AI導入で人員を減らしても収益は増えない」その理由/「専任情シス不在」中小企業の3社に2社/ユーザーアカウント流出が加速、ほか

  3. 3位

    エンタープライズ

    基盤も古いし、コードも酷い! そんなクエストにGitHub Copilotで試行錯誤しまくった「みんな」こそ最高

  4. 4位

    Team Leaders

    Power AutomateでSharePoint APIを使う ― SPOリストを自動作成するフローを作ろう

  5. 5位

    sponsored

    完全自動運転の実現へ、チューリングが開発基盤にGMO GPUクラウドを選んだ理由

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    日本の自治体がみんな使っている「ManageEngine」 IT運用のすべての課題解決を目指す

  7. 7位

    クラウド

    「すでに開発コードの4分の3はAI生成」 Google Cloud CEO、エージェント時代の戦略を語る

  8. 8位

    ソフトウェア・仮想化

    AIエージェントを野放しにしない ― ServiceNowは“AI司令塔”で自律とガバナンスを両立

  9. 9位

    ビジネス・開発

    「粗悪記事」「ゼロクリック」「搾取」からクリエイターをどう守るか? AIに強いnoteが挑む創作エコシステム

  10. 10位

    TECH

    「蟻の一穴」となるリモートアクセスVPNの脆弱性 ZTNA/SASEはなぜ必要か?

集計期間:
2026年05月12日~2026年05月18日
  • 角川アスキー総合研究所