新年度が始まり、歓迎会などの飲み会が増える時期となった。飲み会の幹事となれば、グルメ情報検索サイトでいい雰囲気のお店を見つけて予約しなければならない。
そんなときMacのウェブブラウザーで見つけたお店でも、多くの場合はスマホを取り出し、画面上の電話番号を見ながら、ポチポチとタッチするのが普通だろう。
iPhoneのウェブブラウザーからならリンクをタップすれば直接電話がかけられるが、小さな画面で複数の飲食店を検索し比較するのは面倒だ。
そこで、OS X 10.10「Yosemite」に搭載された新しい通話機能を活用したい。YosemiteにバージョンアップしたMacとiPhoneを組み合わせれば、Macからそのまま電話をかけることができるのだ。
Mac側の設定にはFaceTimeが必要となる。まずFaceTimeアプリを起動し、Apple IDにログインした状態で、メニューバーの「FaceTime」から「環境設定」を開く。あとは「iPhoneセルラー通話」にチェックを入れるだけでよい。
iPhone側では、「設定」アプリから「FaceTime」を開き、「FaceTime」「iPhoneでの通話」をそれぞれオンにする。
設定終了後、MacのSafariに表示された電話番号をダブルクリックすると、「iPhoneで“xx-xxxx-xxxx"に電話」とプルダウンメニューが現れるので選択。あとは「発信」をクリックするだけでOKだ。
ちなみにかける番号を覚えているときは、Safariのアドレスバーに「tel://」のあとに電話番号を入力し、リターンキーを押すことでも発信できる。あわせて覚えておくとスマートだろう。
今回のTipsは、iPhoneとMacが同じWi-Fiネットワークに接続している必要がある。しかしこのテク自体は古いiPhoneでもいけるので、ぜひ活用したいTipsだ。