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エンジンは1.5Lディーゼルターボのみ!

発売後1ヵ月経たずに1万台以上オーダーされたマツダのCX-3に乗った!

2015年04月07日 12時00分更新

文● 真鍋裕行

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CX-3のロードインプレッションは
豊富なトルクで街乗りは快適!

 実際にCX-3のステアリングを握ってみた印象は、1600~2500rpmの低中速域で最大トルクを発揮するSKYACTIVE 1.5は、街中ならばどんなシチュエーションでも不満なく加速してくれる。高速道路でも十分な性能を持っているが、多人数乗車で荷物を積んいるときなどには、もう少しトルクが欲しいと思うかも知れない。だが、マツダのラインナップではディーゼルエンジンは2.2Lと1.5Lのみなので、その中間あたりがあるとベストなマッチングとなるはずだ。

 トランスミッションは好みによるだろうが、ディーゼルエンジンは豊富なトルクを持っているので、こまめな変速が必要ない。そのことを考えると6ATでクルージングしながら乗るのが良いだろう。

 足まわりについては適度なキビキビ感があり、ワインディングなどを走らせても楽しめる素性の良さはある。デミオのプラットフォームを使用しているため、リアのサスペンションはトーションビーム式となるのだが、路面からの突き上げも抑えられているので、乗り心地も悪くない。シートの内部構造にもこだわっていて振動を吸収するウレタン素材を使っているために、余計に振動を吸収しているのかもしれない。

Aピラーからミラーを離すことでサイドの視界を確保している

ホイールサイズは18インチと16インチが用意される。メインとなるXDツーリングのグレードは18インチ。タイヤはトーヨータイヤ製となる

 リアシートの足元スペースやラゲッジは、決して広くて大きいとは言えないが、ボディサイズから見れば十分に配慮はされている。ターゲット層がヤングファミリーということを考えると、リアシートには子どもが乗ることも多いはずなので、その用途ならば十分に要求に沿った室内空間といえる。

 エンジンをディーゼルのみにしたことや質感にこだわったこともあり、設定価格はやや高めとなっている。だが、先進安全装備の「i-ACTIVE SENCE」が装備されていることや、マツダコネクトが標準装備のためナビゲーションの導入費用が安価に抑えられること、クリーンエネルギー自動車の導入補助金を受けられることなどを考えると、相対的にはライバル車と同等と言えるだろう。自動車の新しいテクノロジーを体験したい人は候補の1台に入れてみてほしい。

ダッシュボードはソフトパットを使用し、上下を分けるデザインを採用。質感としては上級セグメントにも負けない仕上がりとなる

メーターはセンターに単眼のタコメーターを配置

ヘッドアップディスプレーも採用される。ナビゲーションとのリンクやスピード表示を行なう

マツダコネクトは標準装備される。地図のアプリケーションは、国内メーカーを採用している

センターコンソールにはマツダコネクトのスイッチとダイアルを配置

中級グレードとなるXDツーリングの内装。シートは振動を抑制するクッション製の高いウレタン素材を使用する。包まれ感がありホールド性が高い

エンジンはSKYACTIVE-D 1.5のみのとなる。スペックは最高出力105ps、最大トルク270Nm

ドアパネルも質感が高いレザーを採用

ラゲッジスペースは350Lの容量となる。それほど大きくはないがラゲッジ底にもスペースがある

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