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シビック TYPE R復活! ジュネーブモーターショーで注目の日本車たち

2015年03月21日 17時00分更新

文● 真鍋裕行

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三菱のDNAがしっかり入った
三菱 Concept XR-PHEV II

 「Concept XR-PHEV II」は、2013年の東京モーターショーで初公開したモデルをベースに改良を加えた、コンセプトカーの第二弾になる。パワートレインの発表はなかったが、前回同様ならば1.1Lの直列3気筒エンジンに小型の電気モーターがセットされたFFタイプになる。

 注目すべきは内外装のデザインで、フロントまわりは三菱自動車が新たに提案する「ダイナミックシールド」が採用されている。ダイナミックシールドとは、左右、下の3方向から包まれるダイナミックなフロントフェイスで、パジェロやデリカ、ランサーなどの三菱のDNAを表現した新たなブランドアイコンになる。内装も初公開されていて、室内空間を広く見せるために水平基調のデザインを採用。コクピットまわりは、ドライバーが運転に集中できるようなスイッチ類の配置になっている。

軽自動車で培ったデザイン
スズキ iM.4

 スズキはジュネーブモーターショーで一気に2台のコンセプトカーを発表した。その1台が「iM.4」。新型アルトのようなスポーティーで愛着のあるフロントフェイスを持った、Aセグメントのクロスオーバーになる。

 外装のデザインは、スズキの基幹車種となるエスクードやスイフト、そして初代セルボ、フロンティアクーペなどのデザインを取り入れているのが特徴。搭載されるエンジンは、1.2Lデュアルジェットエンジン。コンパクトなボディーサイズと相まって、きびきびとした走りが想像できるパワーユニットだ。

液体が流れるかのようなデザイン
スズキ iK.2

 「iK.2」は、現行のスイフトをひとまわり大きくしたサイズと「リキッドフロー」という液体が流れるようなシルエットを持っているコンセプトカー。

 スズキでは軽量で高剛性なプラットフォームを新型アルトから採用していて、その技術のノウハウを踏襲したモデルがAセグメントとBセグメントにも採用される。そのBセグメント版を使用するのがiK.2だ。エンジンは1.0L直噴ターボモデルを搭載する予定で、2016年には市販化されるとアナウンスした。

ブーメラン型ヘッドランプが特徴
日産 SWAY

 日産が公開した「SWAY」は欧州のBセグメントを意識したコンセプトカーで、質感とデザイン性が特徴。Vモーショングリルやブーメラン型ヘッドランプなど、日産が提唱しているデザインアイコンを使用していて、スタイリッシュさを演出。観音開きとなるドアを開けるとシンプルなデザインの内装が見える。せり上がったセンターコンソールや動きのあるドアパネルなど、内装もスタイリッシュさを感じさせる作りとなっている。


(次ページでは、「欧州車も実用性重視なモデルを発表!」)

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