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写真を撮ったあとで好きな位置にリフォーカスできる

撮影後にピントを合わせるカメラ「LYTRO ILLUM」、12月日本発売

2014年11月05日 19時57分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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米Lytroのライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM(ライトロ イルム)」。

 加賀電子の子会社の加賀ハイテックは11月5日、米Lytroのライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM(ライトロ イルム)」を発表した。12月上旬より発売する。価格はオープンで、予想実売価格は20万円前後。

ライトフィールドカメラとは、写真を撮ったあとで好きな位置にフォーカスを合わせられるカメラのことだ。画像はリフォーカスのデモ。

 LYTRO ILLUMは、米Lytroのライトフィールド技術を採用したフィールドカメラ。プロの写真家やクリエイター、ハイアマチュアなどのユーザーを想定している。焦点距離1/1.2インチのCMOSセンサー、ズームレンズを搭載。レンズに入る光の束4000万本光線を、方向までまとめて記録するため、後から任意の位置にリフォーカス可能だ。出力画素数は400万画素(2450×1634ドット)。

主なスペック。

NDフィルターやUSB 3.0ケーブルなどが付属する。

Lytroのジェフ・ハンセン副社長と加賀ハイテック 関翔治社長。ハンセン氏は、LYTRO ILLUMによって「生きた写真」を撮影できるとアピールした。

 レンズは、焦点距離9.5-77.8mm(35mm換算 30-250mm)の光学9倍ズーム(f:2.0)。ISO感度はオート(80~3200)、マニュアル 1/3EVステップ(80、100、125、160、200、250、400、640、800、1000、1250、2000、2500、3200)。背面モニターは-10~90度のチルト付きで、リフォーカスビュー機能を搭載する。モニター解像度は800×480。

 通信機能は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.5GHz、5GHz対応)の無線LANに対応(5GHzは屋内のみ使用可能)。本体サイズは約幅145×奥行き166×高さ86mm、重量は約940g。

 対応OSはMac OS X 10.8.5以降、64bit版のWindows 7または8。リフォーカスや画像の補正ができるPC向けソフトウェア「LYTRO DESKTOP for living picture management」を無償で提供している。

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