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KDDI、中心が無いポータルサイト「Syn.」を国内11社と開始

2014年10月16日 17時00分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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 KDDIを始めとする、国内インターネット企業12社は、新しいモバイルインターネット体験を創出することを目的とした連合体「Syn.aliance」を開始。都内で発表会も行なわれた。

Syn.に参加する各社のトップがずらっと檀上に並んだ

 「Syn.」の特徴はポータルでありながら、PCインターネット的ないわゆる“ポータルサイト”を持たないこと。具体的には各サービスの左側に共通のサイドメニュー「Syn.menu」を持ち、ここから各サービスをシームレスに横断できる。

各社ウェブサービスのサイドに画面のような共通のメニューが表示される。一番上には大きな広告枠が。スマホ最大級のサイズとする

 また、「Syn.menu」の上部にはBillboardと呼ばれる大きな広告掲載枠(「Syn.ad」)を用意。ここで発生した広告料は各社でシェアされる形になる。なお「Syn.」はこれまで携帯キャリアが提供してきたコンテンツのような垂直統合型サービスではなく、あくまでインターネットモデルを採用するとのこと。

 「Syn.aliance」に参加する、各社・各サービスは以下のとおり。

 またKDDIは、すでに子会社化している株式会社ナターシャを始め、株式会社AppBoardCast、株式会社ジョルテ、株式会社nanapi、株式会社VASILY、株式会社ビットセラー、株式会社ルクサの各社に総額120億円の出資を含む、支援を行なう。

 「Syn.」を主導したKDDI 新規ビジネス推進本部担当部長の森岡康一氏は、コードネームが「Synapse」だったことを紹介。世界初の「中心の無いポータル」を作ったとする。また目指すところとして、「いちご大福」という独特の表現を用い、「いちご」と「大福」のようにまったく異なるものが出会うことによる新しい価値を生み出していきたいとした。

KDDI森岡氏が狙うはスマートフォンの価値倍増

 各サービスの現時点での月間利用者数はのべで4100万。1年後の2015年10月にはのべ1億を目指す。広告のBillboardは2017年度に月100億インプレッションを目標としている。

「Syn.」による相互連携により、各社サービスのユーザー数の合計は1年で倍を目指す。広告での目標も大きい

発表会の最初には、おなじみKDDIの田中社長も登場。1人のインターネットの使い手として、スマホでのインターネットはどうも窮屈なので、スマホのUIと同様にヌルッとした感じでアプリとアプリが繋がる世界を実現していきたいとした


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