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海外展開も進めるなど広がる植物工場ビジネス

三菱樹脂、植物工場産の野菜を出荷開始

2014年08月08日 17時05分更新

文● 行正和義

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葉菜類用養液栽培システム「ナッパーランド」(左)と人工光・閉鎖型苗生産装置「苗テラス」(右)

 三菱樹脂は8月7日、同社植物工場で生産した野菜のブランド名を「ヴェルデプラス(Verde Plus)」と名付け、本格販売を開始すると発表した。

三菱樹脂アグリドームは農業ハウスや高機能フィルム製品に加え、閉鎖型の植物工場システムを開発・販売している。また、7月には中国・無錫市に太陽光利用型植物工場の販売拠点となる合弁会社を設立するなど海外へ展開も進めている

 植物工場は同社長浜工場(滋賀県長浜市)に設置、同社子会社の三菱樹脂アグリドーム製の太陽光利用型植物工場を採用。障がいのある人も働くことができる環境を整えるなど2014年2月に設備を設置し、雇用や栽培試験、品質確認、販路選定などを進めていた。

 人工光による完全閉鎖型の苗生産装置で苗を育て、その苗を紫外線カットなど高機能フィルムを使用した環境制御型農業ハウスの養液栽培システムで栽培する。農薬を使用せずに収穫した安全安心で高付加価値な野菜としてブランド化、えぐみが少なく生で食べられるサラダほうれん草などを近県の飲食店を中心に販売し、順次販路を拡大するという。

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