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公道最速理論の頭文字Dがリブートでカムバック!

2014年08月13日 18時00分更新

文● スピーディー末岡/電アスレース部

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イニシャルDが新しく生まれ変わった!
公開は8月23日から!

 頭文字D、もしくはイニシャルDといえば1995年から週刊ヤングマガジン誌上にて連載され、2013年に連載終了となった走り屋のバイブルである。豆腐屋の息子である主人公・藤原拓海が、豆腐の配達に使っていたトヨタのスプリンター・トレノ(AE86、通称ハチロク)で秋名山(榛名山がモデル)などの峠で数多くのライバルとバトルを繰り広げる、クルマ漫画だ。

 何度もアニメ化され、ドラマパートはセルアニメ、バトルパートはCGアニメと、漫画を画期的な手法で再現したことでも話題になった。劇中のBGMはユーロビートで、走り屋=ユーロビートというイメージがついたほど。オートバックスに行けば、今でもユーロビートのCDがたくさん売っている。また、先日解散した音楽ユニット「m.o.v.e」も、イニシャルDの主題歌を担当してブレイクした。

 そんな世界観が確立されたアニメが、スタッフ総入れ替えで劇場アニメ化されるという。しかも3部作で。これは今、映画界で流行のリブート作品と言える。バットマンがダークナイトになったように、スパイダーマンがアメイジングスパイダーマンになったように、スーパーマンがマンオブスティールになったように、これまでのシリーズを作り替えて“再起動”させる手法だ。

 この作品を連載開始時から欠かさずヤンマガで読んでいた筆者としては、これを見に行かない理由がない。しかも、バトルシーンの監修やスキール音の収録でグッドスマイルレーシングのドライバー、谷口信輝選手と片岡龍也選手ががっつりと関わっているのだ。一般公開は8月23日(土)からだが、一足お先に試写会で見ることができたので、簡単なレビューをお届けする。

永遠のライバル、高橋啓介との出逢いを描く。圧倒的なスペック差のRX-7(FD3S)に、下り限定とはいえハチロクが勝利してしまうカタルシスが最高だった

 声優はすべて入れ替えられて、BGMはロックになった。たしかに最初は違和感を覚えたが、宮野真守氏の拓海も、小野大輔氏の涼介も適役ですぐに慣れた。BGMは元レベッカの土橋安騎夫氏が担当しており、挿入歌や主題歌もすべてパンクバンドやロックバンドが採用されている。そして肝心のストーリーは拓海がRX-7をドライブする高橋啓介に出逢い、そして勝利するところまでが第1部。単行本で言うと1巻分くらいの内容だが、果たして3部でどこまで話が進むのか気になるところ。

 しかし、このエピソードは約20年前である。アニメもまだCGシーンの違和感がありまくりだった頃のもの。懐かしいどころか、まったく新しいものを見ている気になった。とくにバトルシーンはもはやCGだとわからないほどシームレスになり、ホンモノのエキゾースト、スキール音を使って再現した走りはアドレナリン出まくりである。

バトルシーンの臨場感はとんでもない。これ、成田のIMAXシネマで見れないかな~

当時、クルマ好きの誰もがマネをした、ドリンクホルダーに水入り紙コップ。懐かしすぎて、親戚の子が久々にあったら大きくなってた感がある

 プロドライバーによるリテイクは100ヵ所以上あったらしく、クルマの挙動やハンドリングなど、よりリアルさを追求している。普段のドライビングテクニックは池谷先輩どころかイツキ程度しかない筆者でも、拓海に感情移入をして文字通り手に汗を握りながら見てしまった。あっという間の1時間である。この頃のエピソードは何回も読んだのでほとんど暗記しているが、それでもこうした演出などで始めてこの作品を見たときのインパクトを20年近くが経ったいま、再び体験することができるというのは、原作が持つパワーと制作スタッフの熱意だろう。

 声優が違う、BGMが違うというのは置いておいて、リブート作品としてイチから楽しんでほしい。

なんだかエッチな雰囲気のなつきちゃんは健在。彼女と一緒に海に行きたいという、年頃の男子なら正常な下心から拓海は啓介に挑む。なんでバトルをしたのか、その理由を知ったら啓介はどんな顔をしただろうか(笑)

秋名スピードスターズの面々。池谷先輩と健二、イツキしかわからないが、地元のメンツを守るため赤城レッドサンズに立ち向かう!

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