ファーウェイの「Ascend G6」は
機能もそこそこバランスよし
キャリアに対しSIMロックフリー(以下SIMフリー)の義務化が行なわれるという総務省の方針が報道されているが、格安SIMの盛り上がりもあり、スマホ界隈では「SIMフリー」がホットキーワードとなっている。そのような動きもあり、今後はさらにメーカーが直接販売するスマホが増えてくると予想される。
それに先じてファーウェイは、SIMフリー端末の販売を開始した。機種名は「Ascend G6」。スペックは控えめながらゲームもSNSもそこそこに使うというユーザー向けだ。さっそくチェックしていこう。
7.8mm/115と薄型軽量ボディーが特徴
持ってて心地良い4.5型
Ascend G6はまずその薄さに目が行く。サイズは65.3×131.2×7.85mmで、フルフラットデザインを採用。重さは115gとこれも軽く、他メーカーのスマホと比較しても遜色はない。外観での特長は上下が非対称であること。上部はiPhoneのように隅が丸くなっており、上部はフラット。下部は角張っており、底部は丸みを帯びている。フルフラット端末、もしくはフルフラットに近い形状のスマホは非対称のデザインは一般的ではないため、初見では意外にもインパクトを受ける。しばらくすると逆にバランスがよく見えてくるため、なかなか不思議な端末だ。
さてスペック。これは高いとはいえず、1年以上前のスペックといえる。SoCにはクアッドコアのSnapdragon 400(MSM8926) 1.2GHz、メモリー1GB、内蔵ストレージは8GBと、最新機種と比較すると厳しい。ただクアッドコアCPUの恩恵か、ストレスを感じるレスポンスの遅さではない。スペックの先入観でタッチ&トライすると「けっこうよくね?」になる人が多いだろう。
ディスプレーは4.5型で、解像度540×960ドット。正面から見る限りの発色は良好。視野角はさすがに狭いと感じるが、多少斜めから見ても画面情報を可読できた。なお搭載されているOSは、Android 4.3。独自機能は少ないので、早い段階でのAndroid 4.4へのアップデートを期待したい。
SIMカードの形状はmicroSIMで、周波数帯はLTEは2.1GHz/1.8GHz、W-CDMAは2.1GHz/850MHzに対応するので、国内ではまず困らないだろう。NTTドコモのネットワークを用いる格安SIMなら、特に心配は不要だ。
| 「Ascend G6」の主なスペック | |
|---|---|
| メーカー | ファーウェイ |
| ディスプレー | 4.5型液晶 |
| 画面解像度 | 540×960ドット |
| サイズ | 約65.3×131.2×7.85mm |
| 重量 | 約115g |
| CPU | Snapdragon 400(MSM8926) 1.2GHz(クアッドコア) |
| 内蔵メモリー | 1GB |
| 内蔵ストレージ | 8GB |
| OS | Android 4.3 |
| 最大通信速度 | 下り最大150Mbps |
| 対応ネットワーク | LTE(2.1GHz/1.8GHz)、 W-CDMA(2.1GHz/800MHz)、 GSM(1900/1800/900/850MHz) |
| 無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) |
| カメラ画素数 | リア:約800万画素/イン:約500万画素 |
| バッテリー容量 | 2000mAh |
| NFC | ○ |
| 連続待受時間 | 約370時間 |
| 連続通話時間 | 約720分 |
(次ページでは、「液晶パネルは見やすいか!?」)

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