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月額1080円で通信料無制限、IP電話が利用可能

「知っていただかなければ選択肢にものぼらない」格安スマホのフリービットが東京進出

2014年08月07日 17時38分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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フリービットCEOの石田宏樹氏(右)とfreebit mobileのブランドデザインを担当する迫慶一郎氏(左)

 フリービットは8月7日、freebit mobile事業で東京市場に進出すると発表した。8月9日から東京都・渋谷にリアル店舗「ATELIER freebit渋谷スペイン坂」をオープンし、関東全域で新CMを放映する。

 freebit mobileは、月額1080円、端末台を含めても月額2160円で使える格安SIMのサービス。料金には容量無制限(動画のみチケット購入が必要)の定額パケット通信料とIP音声通話の基本料金が含まれており、一般的なキャリアのサービスと比較しても1/3程度の利用料金でスマホを持てる。独自スマホ「PandA」の開発からサービス、サポートまでを垂直統合した、いわゆる「SPA」のビジネスモデルにより、優れたコストパフォーマンスを実現している。

「ATLIER freebit渋谷スペイン坂」の外観イメージ

発表会では店舗内を再現したブースが公開された

PandAに装着できるケース類。デザインはアインシュタインの顔写真からマンガの1場面までさまざま

店舗内のプリンターを使えば、製品のケースに自分だけの柄をプリント可能

 渋谷にオープンする「ATLIER freebit渋谷スペイン坂」は、福岡県・天神、愛知県・大須に続く3番目のリアル店舗となる。地下1階・地上3階建てで、1~2階が接客フロア、3階はオフィススペース、地下1階では無料講習会や臨時サポートに対応する予定としている。これまでの旗艦店が持つすべての機能を備えるとともに、新たな接客形態「リモートクルー」を導入する。店舗内に設置した小ブースとBPOセンターをテレビ会議システムで繋ぎ、契約手続きや質問に答えるというもの。

 店舗デザインは、freebit mobileのブランドデザインを担当している建築家の迫慶一郎氏。真っ白な外観にラインアートやLEDパネルをあしらった個性的なデザインが特徴だ。

PandAの3rd Lot。ディスプレーが大型化し、バッエリー駆動時間が延長されている

背面はシンプルで、店舗のプリンターで柄を印刷できる

 また、同日より独自開発の5.5型スマホ「PandA」の3rd Lotを店頭・オンラインにて販売する。2nd Lotよりディスプレーサイズを10%大型化し、バッテリー駆動時間は約1.25倍に伸びているという。OSはAndroid 4.2.2。通信は3Gで、LTEには対応していない。なお、3rd Lotのローンチに伴い、従来製品の提供は終了となる。

 「我々にとって何よりも重要で難しいのは、サービスを知っていただくこと」と同社CEOの石田宏樹氏は語る。ワンストップを武器に、業界初のテレビショッピングによるスマートフォン販売など、販売層の拡大に挑戦してきた同社。「知っていただかない限りは、我々の『モバイルライフサービス』はユーザーの皆様の選択肢にすらのぼることができない。実店舗が少ないという不安はもちろんあったと思うが、今回のオープンでその問題も払しょくできたのではないかと思っている。これから日本の皆様にどれだけ認知していただけるかがポイント」と意気込みを語った。

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