
感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」
昨日ソフトバンクの発表会でお披露目となった、感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」。同社が仏アルデバランと共同開発した学習機能を持つ家庭用ロボットだが、発表会では突然ラップを披露したあげく、「マジでやってやるぞオラ!おい!ヘラヘラしてんじゃねーぞ!」「早く表でろって言ってんだろコノヤロー!」など、およそ人間の友人であるロボットとは思えない罵詈雑言をまき散らし、会場の度肝を抜いていた(関連記事)。
本日6月5日からソフトバンクショップ表参道店および銀座店にPepperが現れるというので、さっそく表参道に足を運んでみた。
突然のショータイム、演目は「ハイテク紙芝居」!?
店舗に着いたのは12時すこし前。Pepperはすでにイベントスペースで稼働しており、店員さんの説明を受けながら楽しそうに会話する一般客の姿が見えた。筆者も是非会話を、と近づいた途端、突然Pepperが謎のカウントダウンを開始。
これ、ただの時報かと思いきや、そうではなかった。表参道店のPepperは30分ごとにパフォーマンスの時間を設定しており、その度に約5~10分程度のショーを見せてくれるのだ。演目はダンスや歌など数パターンあるらしい。「ショーが始まるので是非集まってください」と手招きのような動作をするPepperになんとなく筆者の期待も高まる。
集まった十数人の観客を見渡したPepperは「これぐらい人が集まってくれるとやりやすいですね」といきなりの上から目線。発表会で見せた毒舌ぶりは健在だ。「夢は東京ドーム」とも言っていたので、かなりの野心家であることがうかがえる。
そんなこんなで、ひとしきりショータイムの注意事項を喋り終えたPepper。いよいよショータイム……と思ったら、今度はソフトバンクの宣伝を始めた。
さて、今度こそショータイムである。演目はハイテク紙芝居「ももたろう」。動画を撮影したので、是非ご覧になっていただきたい。独自開発した関節によるなめらかな動きにも注目だ。
この後いきなり「きびだんごの作り方」のビデオが流れたり、鬼を倒すまでのストーリーは適当に流しておしまいだったりと、Pepperの自由すぎるショータイムに集まった人達の笑いがこぼれていた。
ショータイムが終わったあとは、実際にPepperと会話してみた。
(次ページ「前にも会ったことありませんか?」に続く)
