6月2日の4K試験放送を目前に控え、4Kテレビをはじめとする製品への注目度も高まってきている。より大きなサイズのテレビに買い換えようかと考えている人などは、4Kテレビも候補に入っているのではないだろうか。
そして、4Kテレビは1インチ=1万円を大きく下回る価格となってきており、昨年以前に比べればずいぶんと買いやすくなった。
ただし気になる点はサイズ展開。4Kテレビの多くが50V型以上の大画面テレビで、ようやく今春になって40V型クラスのモデルが登場してきたということ。リビング用のテレビとしてはいいが、個人用として自分の部屋で使いたいという人には手に余る大きさで、購入しにくいという人もいるだろう。
そこで、気になるのがPC用の4Kディスプレー。以前からも業務用として30インチクラスのものなどが発売されてきていたが、ここにきて実用的な28インチモデルが続々と登場している。
しかも、それらの製品はほとんどが実売7~8万円ほどと、4K表示が可能なディスプレーとしては驚くほど安価だ。今回はそんな4Kディスプレーを中心に、パーソナルユースで使いやすいサイズのモデルを紹介していこう。
レノボが製品化した7万円台の4Kディスプレー!
「ThinkVision Pro2840m Wide」
まずはレノボから5月23日に発売されたばかりの4Kディスプレー「ThinkVision Pro2840m Wide」。直販価格は7万7760円となる。
画面輝度は270cd/m2、応答速度は5msとなっている。入力端子は、DisplayPort、miniDisplayPort、HDMI×2(内1つはMHL対応)となる。このほかUSB3.0×3、USB2.0×2のUSBハブ機能も備える。3W+3Wの出力を持つアンプとスピーカーも内蔵する。
円筒形のスタンドは裏面部分が屈曲することで高さ調整も可能。スイーベル(左右25度)、チルト(前に5度、後ろに25度)機構なども一通り備えており、設置する机などに合わせて自由なレイアウトが可能だ。
そして、ディスプレーは90度回転でき、タテ長画面で使用するピボット機構も備える。
次ページへ続く、「精細感はバッチリ! 色再現と視野角がやや不足」
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