外出先でも海外でも、どこでも高画質にテレビが楽しめる
『SLINGBOX 350』は、自宅のレコーダーで録画した番組や受信している放送を、インターネット経由で、パソコンやスマートフォン、タブレットなどに配信する、いわゆるリモート視聴を実現する製品だ。
その役割は、接続した機器(レコーダーなど)の出力した映像と音声をネットワーク経由で配信するというシンプルなもの。本体にはチューナーもHDDも搭載していないが、逆に言えば、接続した機器で再生できるものであれば、視聴できるソースは問わないということでもある。録画した番組はもちろんだが、(その機器が受信できる状態にあれば)地デジ・BS・CS放送のライブ視聴もできる。
この多彩なソースに対応できる特徴に加え、高画質も魅力のひとつ。回線速度に応じて適切な画質を選択する機能も持つため、ワンセグを大きく上回る高精細の映像を、Wi-FiでもLTEでも3G回線でもコマ落ちせず、滑らかな動きで楽しめる。
『SLINGBOX 350』は、2013年3月に登場。フルハイビジョン画質(1920×1080ドット)の配信に対応した。発売当初はD端子などアナログ映像出力が可能な機器との接続を想定していたが、2014年3月には新パッケージ『SLINGBOX 350 HDMIセット』を追加発売。コンパクトなHDMIコンバータを同梱し、以前から対応していたD端子での接続に加え、主流になりつつある、HDMIの映像出力しか持たないレコーダーとの接続も容易となった。
D端子接続の既存パッケージも継続販売されているので、予算や利用している機器に合わせて選択したい。
『SLINGBOX 350』を導入すれば、生活の中のさまざまな待ち時間を有効活用したり、浴室やキッチン、寝室など普段テレビを楽しむ場所とは異なる場所でテレビを楽しめる。また海外や自宅と離れた地域から、自宅のレコーダーをリモート操作して自宅と同じ番組が見られるので、旅行や出張の強い味方にもなる。
テレビが大好きで、いつでもどこでも好きな番組を楽しみたいという人にとって、まさにうってつけの製品が『SLINGBOX 350』だ。
ここでは『SLINGBOX 350』を使って、どんなことができるのか。ガジェットマニアなASCII.jpのライターとテレビで映画を見るのが大好きな普通のOLという二人の視点で活用方法を紹介しながら、『SLINGBOX 350』の魅力に迫っていく。