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MRI漏洩磁界による吸着事故防止に

ディード、診療室用強磁場警報機を発売

2014年04月09日 14時10分更新

文● 行正和義

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「マグ ウォッチャー」および「マグ ウォッチャー プラス」

 ディードは、MRI診断装置の吸着事故を防止するための補助器具として、世界で初めて小型・軽量で携帯可能な強磁場警報器「マグウォッチャー」および「マグ ウォッチャープラス」を開発、発売を開始した。

身に付けたり病院内の機器に装着できるように小型・軽量となっている

 MRI(核磁気共鳴画像診断装置)は強力な磁場を用いるため、診断室に磁性体金属性の器具などを不用意に持ち込んだ場合、ポケットに入れたペンで人が装置に吸着、飛んでくるハサミなどによって怪我をするなど、思いもかけない事故を起こす可能性がある。

 マグ ウォッチャーは持ち込む機器にマグウォッチャーはMRI装置の漏えい磁場を検知して音と光で警告する超小型軽量な磁場警報機。病院の機器や用品への装着するなどして不用意な持ち込みを抑制、身に付けることで安全管理者以外の入室を警告することができる。

MRIの強力な磁場は思いもかけない事故を引き起こすこともある

 マグ ウォッチャー(液晶なし)とマグ ウォッチャー プラス(液晶付き)の2モデルが用意され、いずれも最小0.1mT(テスラ)から検出、0.3mT以上の磁場(三段階に設定可能)で赤LEDおよびブザーで警告を発する。液晶付きマグ ウォッチャー プラスは4桁の磁場強度表示機能を持ち、簡易テスラメーターとしても利用可能。

マグ ウォッチャーの主な使い方

 本体サイズは幅70×高さ30×厚み17mm、重量は30g/35g。USB充電で約7日間動作するほか、警告強度はUSB接続したパソコンで設定可能。希望小売価格は4万2000円/7万円(実売価格:3万2400円/5万4000円)。

 

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