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没入型バーチャル環境でソーシャルネットワークするとかまるで一昔前のSF映画みたいな

Facebook、VRディスプレイのOculus VRを買収

2014年03月26日 14時59分更新

文● 行正和義

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Ocules Rift

 米フェイスブックは3月25日(米時間)、VRゴーグルのオキュラスVR(Oculus VR)の買収契約を結んだと発表した。

 オキュラスVRは2012年にプロトタイプを発表し、Kickstarterで資金を集めて起業した新興スタートアップながら、没入型バーチャルリアリティを提供するヘッドマウントディスプレイは7万台の受注を受けるなど注目を集めていた。フェイスブックによる買収金額は20億ドルで、4億ドルの現金と同社株式によって支払われる契約。

 フェイスブックでは、モバイル環境はSNSにとっても最高のプラットフォームであり、オキュラスVRの技術はFacebookのSNSをモバイルシーン利用に応用することを考えているといった声明がなされており、やはりFacebookとの連携を考えているようだ。

 まるでGoogleのGoogle Glassに対抗するようにも見えるが、実際のところモバイルシーンでの活用という点ではこれまでフェイスブックはいまひとつで、SNSの利用シーンがデスクトップからスマホに移っている現状では、モバイル方面の新展開をフェイスブックにとって必要なのは確かだ。しかし屋外/モバイルで使うGoogle GlassのようなAR技術と没入型VRとでは使い方がまるで異なるのも事実であり、果たしてどのようなものを想定しているのかなかなか想像しづらい。この先Facebookがどうなるのか(というかザッカーバーグは何をしたいのか)はかなり気になるところではある。

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