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autorun.infを悪用して感染を広げるタイプのワームが隆盛

2月のサイバー脅威の分析結果を発表、リムーバブルメディア経由の攻撃に注意-マカフィー

2014年03月14日 15時17分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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公開されたウイルス攻撃のランキング

 マカフィーは3月13日、2014年2月におけるコンピューターウイルス、不審なプログラム(PUP)の検知データの集計結果を発表した。

 ウイルスの検知会社数ランキングでは、リムーバブルメディア経由で感染を広げる種類のワームが多くランクインした。検知会社数1位の「Generic!atr」ならびに同10位の「Generic Autorun!inf」は不正なautorun.infの検知名であり、これはautorun.infを悪用して感染を広げるタイプのワームが非常に多いことを示しているという。

 従来のAutorunを使った感染手法のほか、検知会社数6位の「W32/Gamarue.worm」のように偽装したショートカットを悪用する手法が検出されており、リムーバブルメディアに存在するショートカットファイルに対しても引き続き一層の警戒が必要だとしている。2月にはAdobe Flashに対するゼロデイ攻撃やInternet Explorerに対する攻撃が発見されており、各社からリリースされた回避策やセキュリティパッチによる早急な対策が必要だ。

PUPのランキング

 PUPは従来と大きな変化はないが、インターネットからダウンロードしたフリーウェアなどに付加されていることが多いため、フリーウェアの利用には引き続き十分な注意が必要だという。

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