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思わぬ落とし穴は対応ルーター

個人店舗の集客にも期待、Facebook Wi-Fi を早速試した

2014年01月23日 18時00分更新

文● 高橋暁子

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Facebook Wi-Fiの導入にはインフラ面での壁もあり

 まとめると、現時点で国内の店舗がFacebook Wi-Fiを導入するのは、それほど気軽なものではない。Facebook Wi-Fi自体は無料だが、対応ルーター「MR12」の購入費用と年間利用料は、小規模店舗でペイさせるには中々ハードルが高い面がある。Facebook Wi-Fiにはすぐにログインできたが、他のページがスムーズに見られたかというと実はそうでもない。これは当初クライアント側の接続速度が1Mbpsに制限されていたため。設定をアンリミテッドに変えることで速度は向上したが、コピーした元ネットワーク定義が、たまたま1Mbpsに制限されたものだったためだ。通常(ユーザーが初期登録する場合)のデフォルト設定は「アンリミテッド」となっているようだ。

「原価BAR」の葡萄牛とフォアグラ。これで1000円以下。

ヒューガルデンは350円。原価が分かると面白い

 ただしこれらはサービスそのものというより、対応ルーターが限られているための制限だ。また、Facebookクーポンのクーポンの代わりにWi-Fiが使えるというアイデア自体は悪くない。米国では売上が上がっているところもあるようだ。今後、運用コストの安いルーターが対応するようになれば、個人経営の店舗などでも気軽にFacebook Wi-Fiのサービスを提供できるようになるだろう。その日を楽しみに待ちたいと思う。

訂正とお詫び:より正確な情報を提供するため、ルータに関する記述を修正しました。(2014年1月29日)

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